Rocky and Funny!! | ナノ






1週間後。
珍しく金が入ったと、上機嫌な銀ちゃんがご飯に連れてってやる、と私を連れ出した。

『あ、ねーねー、幾松さんのとこ行こ』
「おォ、そう言えばどうだった?」
『素敵なお店だったよ』
「だろ?…ん?」
『?なに…』

歩きながら北斗心軒へと向かっていると銀ちゃんが一点を見つめた。なんだ、と視線を辿れば何だか見たことあるような、ないような不気味な生き物を目にした。(アレ…?アレって…いやでも…アレ?)私と銀ちゃんは生き物を見ながらも北斗心軒の戸を開け、店へと入った。

「いらっしゃ…なまえちゃんじゃないかィ」
『こんにちはー。ホラ、元凶連れてきましたよ』
「…アラ銀サン」
「オオ」
「久しぶり」
「ああ、久しぶりに金が入ってな。さーて、何食うか…ん?」
『今度はどーしたの…あ』

銀ちゃんが何を食べようか、と店の壁にあるメニューを見ているとまたもや、視線が一点に止まった。今度はなんだ、と私も銀ちゃんが見ているメニューを見るとそこには、「そば」と書いてあるメニューがあった。

「アリ?そばなんてメニューにあったっけ?」
『幾松さん…』


私が幾松さんを見ると幾松さんはニッと笑ってウィンクをした。


「食べてみる?」






×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -