Rocky and Funny!! | ナノ


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『鬼道丸子です』
「もっといいネーミングあっただろ」



あまりにも敵の数が多いと見た私もリングへと下り、男達の前に立ちはだかった。

「…一体どういうつもりだ。てめーらは何者だ?」

先頭に立っていた男の問い掛けに私と銀ちゃんは笑った。すると、銀ちゃんが小さな声で話しかけてきた。

「二人でも多すぎだろ」
『大丈夫、大丈夫。もーすぐ来ると思うし』
「?何が…」




ズガガガガ!!




すると突然、リングに向かって銃弾が撃たれた。なんだなんだ、と皆が弾が飛んできたと思われる場所へと顔を向けた。そこには鬼道丸より遥かに出来の悪い(てか節分につけるやつじゃね?)鬼の面を被った人物が二人立っていた。

「ひとーつ!人の世の生き血をすすり」
「ふたーつ!不埒な悪行三昧」

二人はそれぞれに言葉を発すると面を取り、現れたのは新八くんと神楽ちゃんだった。

「「みぃーっつ!!」」

新八くんと神楽ちゃんは声を合わせ銀ちゃんに向かって叫んだ。(あ、この流れ私も来るかな)銀ちゃんは呆れたように俯き頭を掻き、顔を上げた。

「えーみーっつ。み…みみ、みだらな人妻を…」


「違うわァァ!!もう!よーっつ!なまえちゃん!」
『(今の流れから振る!?)ええ…よ、四つん這いにして…』


「つられてんじゃねーよ!みだらな人妻を四つん這いにして何する気だよ!!そうじゃなくて!みっつ!醜い浮世の鬼を!よっつ!世の全てから消し去る為!退治してくれよう!万事屋見参!!ホラッなまえちゃんもポーズして!」
『えー私万事屋じゃないんだけど…』
「いいから!」

何ともまあぐだぐだな感じで私達はポーズを決めた。






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