Rocky and Funny!! | ナノ






「あの人も意外に真面目なトコあるんスね。不正が許せないなんて。ああ見えて直参ですから報酬も期待出来るかも…」
「私アイツ嫌いヨ」
『そー?私好きだけどなァ』
「しかも殺し屋絡みの仕事はあまりのらないアル」
「のらねーならこの仕事おりた方が身のタメだぜ。そーゆー中途半端な心構えだと思わぬケガすんだよ」
『わーさっきまで気乗りしてなかったくせに』
「うるせーよ。それに…」

ガタンッ

『うわ、結構揺れるね』
「狭いから…」





結局、私達は沖田さんの個人的な頼みを受ける事にし、鬼道丸の事を探る為に駕籠に乗り尾行する事にした。が、まあ何とも狭い。

『確かにそうだね。もしかしたら私達にも害及ぶかも知れないしのらないならおりた方がいいよ。何より狭いし』
「銀さんとなまえちゃんが行くなら僕達も行きます」
「…しょーがねーな。オイなまえ、もうちょっとこっちに詰めたら広くなるんじゃねーか?」
『ちょ、どこ触ってんだよ』
「いだだだだ」
「それに私達四人で一人ヨ。銀ちゃん左手、新八左足、私白血球、なまえ腎臓ネ」
「全然完成してねーじゃん。何だよ白血球って。一生身体揃わねーよ」
『そーだよ。腎臓じゃなくて心臓とかがいい』
「そういう問題じゃねーよ」




「あっ止まりましたよ!」

すると、前を走っていた駕籠が止まり、中にいた鬼道丸が出てくるとどこかへ歩いていった。

「行くぞ!後を追うぞ!」
『見失うな!』
「いだだだ!!踏んでる踏んでる!」

「あ!オイちょっと待て!代金!!」
「つけとけ!」
「つけるってどこに!?」
「お前の思い出に!」
『(代金払う気なかったんなら最初からもっとデカイ駕籠乗ったら良かったんじゃないのか?)』




私達は急いで駕籠から降りると鬼道丸の後を追った。そして辿り着いた場所はボロボロになっている廃寺。

「廃寺…こんな所に…」



ギャアアア!



『!悲鳴…?』
「確かに聞こえましたね…」
「…お前らはここで待ってろ」
「銀さん!!」
『……』
「なまえ?あ」

銀ちゃんが草陰から出たのを後から追いかけた。銀ちゃんはゆっくりと廃寺に近付き、そっと障子を開けた。そこには沢山の子供達が元気に遊んでいた。

『廃寺に子供?』
「!なまえ!待ってろって…」
『あ』
「え?」




「どろぼォォォ!!」




私に気づいた銀ちゃんが何か言おうとした矢先、後ろから近付いてきた男に銀ちゃんは勢いよく攻撃された。(攻撃というか浣腸というか)






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