Rocky and Funny!! | ナノ






どうやら、やっぱり二人の間に何かあったようだ。銀ちゃんは全然覚えてないらしいけど。(…アレ、そう言えば昨日のあの大きな音ってもしかして)

「あんな事って何だよ!」
『銀ちゃん、神楽ちゃんがいるんだから慎んで』
「いや何もしてねーよ俺は!」
「何言ってるの。納豆のように絡み合ったじゃない」
『子供がいるので言葉に気をつけて下さい』
「あ、ごめんなさい。いだだだ」
「だからそこ口じゃねーって言ってんだろ!」


「やっちゃったもんは仕方ないよ。認知しよう」
「結婚はホレるよりなれアルヨ」
「オメーラまで何言ってんの!皆の銀さんが納豆女にとられちゃうよ!なまえもいいのかよ!」
『まーやっちゃったもんはねェ〜』
「そーいう目で見るな!汚いモノを見るような目で見るな!冗談じゃねーよ。俺が何も覚えてねーのをイイ事に騙そうとしてんだろ?な?大体僕らお互いの名前も知らないのにさ、結婚だなんて…」
「とぼけた顔して…身体は知ってるくせにさァ」
『言葉を選んで下さい』
「イヤな事言うんじゃねーよ!それからソレ銀サンじゃねーぞ!」





プルルル。

「ハイ、さっちゃんです」

本気なのか冗談なのか、納豆を目で食べたり定春を銀ちゃんと間違えてみたりする中、女の人の携帯が突然鳴り出した。(さっちゃんって言うんだ)さっちゃんさんが電話で話す間銀ちゃんは再び私達に弁解を計り出す。

「オイ!ホントに覚えてないんだって!このままじゃホントに俺納豆女にとられちゃうよ!」
「もー素直に認めたらどうですか」
「そうアル」
『銀ちゃんは覚えてないかも知れないけど、さっちゃんさんは覚えてるんだからちゃんと責任とりなさいよ』
「何大人な意見述べてんだよォ!!わかったよ!あーわかった!」

するとやけくそになったのか銀ちゃんは部屋へと戻り、ガサゴソと何かし始めた。かと思えばすぐに扉が開き、そこには袴を着た銀ちゃんがいた。そして、電話を切り終えたさっちゃんさんに話し掛けた。

「こんな俺で良かったら貰って下さい」






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