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ガシャン!!
『!…なに〜?』
突然の大きな音に目を覚ましてしまった。だが、どーせどっかの間抜けな忍者か何かがどっかの家に落ちたんだろうと気にせずもう一度眠りにつく事にした。(二階だったりして)(な〜んてね〜)
翌日。
いつもより少し早く起き、多目に朝食を作った。銀ちゃん達にも食べさせてやろうと二階へと上がれば、既に新八くんが来ており、神楽ちゃんも起きていた。
『あ、新八くん神楽ちゃん、丁度良かった。皆の分の朝食も作ったから一緒に…どうしたの?』
「来るなァァァ!!」
『…は?』
「?銀ちゃんに何かあったアルか?ストパーか!ストパーになってたアルか!!」
『そーなの!?ちょっとは男前になったか!?』
「止めろ!あっちは薄汚れた世界が広がってる!」
『えー?元々汚れてるじゃん』
「そうじゃなくてっ…」
パン!
私達は銀ちゃんの眠る部屋の扉を勢いよく開けた。そこには、確かに薄汚れた世界が広がっていた。