Rocky and Funny!! | ナノ






「みんな〜今日から入ってもらったパー子ちゃんよ」
「いやだ〜カ〜ワ〜イ〜イ〜」
『カ〜ワ〜イ〜イ〜』
「何?パー子って?」
「天然パーマのパー子よ」
「ちょっとママ〜勘弁してよ〜。私の客とられちゃうわ〜」



「…スイマセン、お腹痛いんで早退しまーす」



かまっ娘倶楽部へと連れて来られた銀ちゃんはつけ毛をつけられ、化粧をし、パー子に変身させられていた。銀ちゃんがそそくさと帰ろうと出口へ向かうが、すぐさま西郷さんに腕を掴まれてしまう。

「逃げられないわよ〜。かぶき町で生きてくって事がどうゆう事かアンタに教えてやるよ」
『そうそう、教えてやってー』
「いやもう知ってますから。住んでるんで」
「アンタが化け物呼ばわりしたオカマ達がどれ程気高く生きているか教えてやるよ」
『そうそう、教えてやってー』
「いやもうホント勘弁して下さい。一応僕主人公なんで。っつーか何でなまえがいるんだよ」
『いや面白そうだったから』

そして恐らくそうなるであろうと予感していた私は面白そうだとついてきていた。

「オラ!新入りにオカマ道叩き込んでやんな!」
『…ん?アレ?』

銀ちゃんが西郷さんに背中を押され倒れ込んだ目の前には沢山のオカマが並んでいた。と、その中に何だか見覚えのある綺麗な顔立ちの人がいた。





「何やってんだヅラ?」


「ヅラじゃない。ヅラ子だ」
『か…桂さん、そっちだったんですか…』

男前だと推していた桂さんが女装した姿でオカマに紛れていた。そんな桂さんを見た私はショックを隠しきれずにいた。






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