Rocky and Funny!! | ナノ






祭も終わり、いつもの江戸がまた始まった3日後。私は銀ちゃんと定春の散歩をしていた。

「あ〜ねみィ…」
『何言ってんの。もう昼過ぎだよ』
「俺ァ昼過ぎまで寝てから活動すんだよ」
『だらしないなァ…あ』

何気ない会話をしていた時、ふと家の端に子供たちが集まっているのが目に止まった。銀ちゃんも私の声に「ん?」と顔を向けた。



「…元気そーじゃねーか」
『…そうだね』

そこには、子供たちにカラクリのおもちゃを広げて商売する平賀さんの姿があった。私が微笑ましくそれを見ていると銀ちゃんは私の頭に手を乗せてニイ、と笑った。それを見た私も同じように笑い返した。









「どうやら失敗したよーだな」
「!…思わぬ邪魔が入ってな」




『…?』

その時、少し後ろの方から聞き覚えのある声が聞こえてきた。『!』後ろを振り返るとそこには桂さんと高杉の姿があった。

「ん?なまえ?どうかしたか?」
『!あ、ううん。なんでもない』
「?……!定春ぅぅ!オメーまたこんな所で用を足そうとすんじゃねェェ!」

私の動きに気付いた銀ちゃんに声をかけられたが、また厄介な事に巻き込まれたら大変だと思い、私はすぐに前を向いて今すぐにでも用を足しそうな定春を必死に引っ張りながら公園と向かった。







「ヅラァ…おめェなまえって女知ってるか?」
「?あァ、銀時と一緒にいるなまえ殿だろう。知ってるが…まさか高杉、」
「クク…威勢のいい女は嫌いじゃねェ。興味がある」
「…お前が落とせるような容易い人ではないぞ」
「……クク」






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