空即是色 | ナノ

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気配がした方へと振り向いたが、そこには誰もおらず、ゴンとキルアは頭にハテナを浮かべていた。だが、私は微かな気配を感じ取り、すぐさま後ろを振り向いた。そこにはネテロ会長がいた。私が振り向いたことに少し驚いた顔をしていたがすぐに平然とした顔でこちらへと歩いてきた。

「どうかしたかの?」

「あれ?ネテロさん、こっちの方から誰か近づいてこなかった?」
「いーや」
「…素早いね。年の割に」
「?」

ゴンは最後まで先ほどの気配がネテロ会長だと気付いていなかったが、キルアは気付いたようでネテロ会長に何故か敵意を向けていた。





ネテロ会長は私たちに試験の感想を聞いたかと思えば、突然ゲームに誘った。

「おぬしら、ワシとゲームをせんかね?」






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