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ハンター試験官室。
「ねぇ、今年は何人くらい残るかな?」
豪華な料理が用意された前にメンチがブハラとサトツに口を開いた。
「合格者ってこと?」
「そ。なかなかのツブぞろいだと思うのよね。一度全員落としといてこう言うのもなんだけどさ」
「でもそれはこれからの試験内容次第じゃない?(メンチみたいな試験官じゃ一人も残れないだろうし)」
「そりゃまそーだけどさー。試験してて気付かなかった?けっこういいオーラ出してた奴いたじゃない。サトツさんどぉ?」
「ふむ、そうですね。新人がいいですね」
「あ、やっぱりー!?あたし294番がいいと思うのよねーハゲだけど」
「私は断然99番ですな。彼はいい」
「あいつきっとワガママでナマイキよ。絶対B型!一緒に住めないわ!」
「(そーゆー問題じゃ…)」
「ブハラは?」
「…そうだねー新人じゃ406番かな」
「ああ、あの女の子ね」
「私も思いました」
「406番さ、オレが255番の人を吹っ飛ばした時に凄い殺気纏ったかと思えばすぐに興味なくなったように試験終わったのにスシ作ってたんだよね」
「もちろん知ってたわよ、謎よね」
「他にも、44番の投げたトランプをいとも簡単にキャッチしていましたよ。…彼女はある意味危険かもしれないですね」
「オレ44番も気になるなー」