仕事としてなのか、それとも…。あたしは銀時くんに初めて抱かれた。
「いつの間にか、ここに来ちまう」
「…ふふ。無意識?」
銀時くんはベッドに寝転びながら口を開いた。
「…ほんとはよォ、初めて来た時からチャイナ娘が他のやつのもんだって知ってた」
「…そうなの?」
「ああ。だから、フラッとここに来ちまったんだよな」
銀時くんはごろっとあたしに向かうように寝返りを打った。
「…そうやって話してるうちになまえちゃんに会いたくなって」
銀時くんの言葉にあたしは思わず笑った。
「なに」
「初めてあたしの名前、呼んだ」
「…本当はずっと、こうしたかったのかも」
銀時くんはあたしを抱き寄せた。あたしは抵抗することなく、いや、あたしもそれを望んでいたかのようにそれを受け止めた。
「…ベタかもしんないんだけど」
「ふふ、銀時くんが言うなら辞めてもいいよ」
「…まだ何も言ってないんだけど」
「あら、じゃあ続けようかな」
「…辞めて下さい」