「伊作の事が好きです」

「ええっ！ぼ、僕？」
「他に誰がいるのよ」
「だ、だって…なまえちゃんが僕の事好きなんて！」
「ど、どういう意味よ」
「綺麗でスタイル良くて、忍者の素質は勿論、料理も出来て、不運なんて言葉が絶対似合わないくらい可愛い笑顔で皆に好かれてるなまえちゃんが、不運しか取り柄(？)のない僕が好きなんて…」
「き、急に褒めちぎらないでよ！そ、それに伊作には不運しか取り柄が無いなんて思ってる訳ないでしょ！」
「へ…」
「好きだって言ってるんだから」
「でも、本当に僕取り柄なんて」
「…皆に優しくて、時には不運で頼りないところもあるけど、後輩の事をしっかり守ってて、皆に好かれてる伊作が、大好きなの」
「…なまえちゃん…！」
「っで！？」
「え？」
「え？じゃないでしょ！告白してるんだから返事くらいしなさいよ！」
「あっああ！そんなの勿論！」
「…勿論？」

「僕もなまえちゃんが大好きです」
「！！」



＊＊＊
慌てふためいてから正直に褒めちぎってくれそう。
そしてめちゃくちゃ可愛い笑顔で肯定してくれたら死ねます。