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格闘新体操





「ちょっと皆!どーしたの?」



あれからあたし達は、あかねに用事があると言う同じクラスの女の子達を連れて天道家へ帰宅し、あかねの部屋へ皆で押し掛けた。驚きつつも部屋へと入れたあかねは、女の子達から話を聞き始めた。

「新体操クラブ全員負傷…?」
「闇討ちに会ったのよっ」
「このままじゃ出場辞退だわっ」
「で、あたしが出場するわけ?」

どうやら女の子達は今度の新体操の試合の助っ人をあかねに頼みに来たらしい。

「お願いあかね!あんたに助っ人頼むしかないのよ!!だってだって!今度の試合は!」




「格闘新体操なんですもの!」




「…なんだそれは」
『(あーそう言えばそんなのあったなあ)』

女の子達は泣き崩れながら格闘新体操の説明をし始める。格闘新体操とは、両校の代表が新体操の技と道具で戦う競技。説明を終えるとあかねは真剣な表情で口を開いた。

「なんだかよくわからないけどわかったわ…。あんた達の敵はとってあげる」
「ううっ…ありがとう、あかね…!」
『(…あかねって試合出たんだっけ…?)』

女の子達の頼みを受けたあかねにあたしは試合を思い出そうとするが、中々思い出せずにいた。






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