じゃじゃ馬にさせないで! | ナノ


お風呂=男に戻る





「ねー乱馬、ところでその犬」

するとあかねが先程乱馬が連れてきた犬を見て口を開くと乱馬がこそっと犬に何か話しているのが見えた。(ただの犬ってわかってると凄い間抜けに見える)


「山田さん家のベスじゃない?」
「え…?」

あかねの発した言葉に乱馬は少し黙ると、キッチンへと向かい、やかんを抱えて戻ってきた。そしてあたしとあかねを犬から目を反らさせると犬へお湯をかけた。

「なによ?」
「あれ〜?」

当然だが、犬は響良牙にならず。乱馬は「なーんだ」と呆れたような声を出すと部屋から出ていく。

「どこ行くのよ?」
「風呂。良牙のせいで雨ん中走り回されたからな」



「くしゃんっ」



その時、タイミング良く響良牙はくしゃみをした。(お願いだからもう可愛い事しないでくれ…!)

「…なまえ、その子貸して」
『!(っく…!)っはい…!』

すると、あかねの言葉に名残惜しいが少しでも原作に近付くならばと響良牙を渡した。

「この子もあっためてやって」
「ブタと一緒にい〜?」
『…!そうそう!風邪引いちゃう!』
「わーったよ」

そう言って乱馬は響良牙をひっ掴むと風呂場へと向かった。(そうだそうだっ乱馬とお風呂に入って響良牙は男に戻って…戻って…何だっけ…)その後の展開が思い出せないあたしは暫く考え込んでいた。
(…ま、とりあえず子ブタのままお風呂から戻ってきても、あかねと一緒に寝てもらおう)結局あたしはその後の展開が思い出せず、そう決意した。




ドドドドドドドドド!


『ん?』
「なに騒いでるのかしら」






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