じゃじゃ馬にさせないで! | ナノ


良牙だ!!





此処に来てからは二、三ヶ月経つが、元の世界に戻るきっかけなども無く。色々と帰る宛も探してみるが全く見当もつかず。(原作が終わるまでは居たいとも思うんだけどもそろそろ銀●が見たくなってきた)まあ成るように成るだろう、とあまり深く考えずに今日も終業のチャイムが学校に鳴り響いた。



『あかね、乱馬、帰…』

いつものように二人と帰ろうと振り向くと、相変わらず喧嘩をしている姿が目に入る。(…また乱馬が何か言ったのか)

『ちょっとちょっと、どーしたの?』
「なまえっ乱馬が…あっ!」

あかねがあたしに話し掛けた瞬間、教室を飛び出た。それに気づいたあかねも乱馬を追いかけて行ってしまう。(もー)あたしはそんな二人にはあ、とため息をつくと二人が向かったグラウンドへと歩いて向かった。


「おい、なんだなんだ」
「誰だ?あいつ」
『ん…?』

グラウンドへと着けば人だかりが出来ていた。乱馬とあかねの喧嘩はいつもの事だから珍しくないはず。(一体何?)生徒達の話だと誰か知らない人がグラウンドにいるみたいだ。(誰か来たっけ)あたしは漫画を思い出しながら人だかりを分け、皆が騒いでいるものを確認した。





『あ…!!』






そこには乱馬とあかねと、誰だ誰だと騒がれていた人物が話していた。

「おまえは…」
「ふっ…相変わらず逃げるのが上手いな、乱馬」



『りょ…!(良牙だ!!)』

「?なまえちゃん、今何か言った?」
『え!?(ふがっ)ううん?あははは』
「…?」

聞き覚えのある声に見慣れた風貌の人物を視界に入れるや否や、私は思わず声を漏らした。その瞬間にバッと視線があたしに振り向けばすぐさま自分の口を手で抑えニッコリ笑ってその場をやり過ごした。(危ない危ない…)(でも、まさか良牙にまで会えるなんて…!)






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