じゃじゃ馬にさせないで! | ナノ


あかねは青いぱんつ似合うと思う





「ててて…」

不意をつかれた乱馬は宙に舞いながらも、体勢を整える。そしてすぐさま攻撃を繰り出してくる九能先輩の木刀を避けながら、まだ宙に舞う数枚の写真を器用にキャッチし、目を通す。

「こっこっこれは…」
「勝負の最中に余所見をするとは…なめてくれたものだなっ!!」

すると九能先輩は乱馬の態度が気に入らなかったのか、先程とは比べ物にならない速さで木刀を乱馬目掛けて押し出した。

「おっと!」

だが乱馬はそれを海老反りになり避けると、後転で体勢を整える。だが、その先には陰で見ていたあかねがいた。あかねは乱馬を見下ろしながらゆっくり口を開いた。

「…ひ、一言忠告しとくけど…男を相手に本気出したら、九能先輩本っ当に強いわよ」
「…俺も一言忠告しとくけど…おめー青いパンツは似合わね…」
「いっぺん死んで来い!!」

乱馬の余計な一言にあかねは思いきり乱馬を九能先輩の方へと蹴り飛ばした。



『おー高く飛んだー』
「なまえ」

あたしは乱馬と九能先輩の戦いを見物していたフェンスからあかねの側へと移動するとわざとらしく頭に手をかざし乱馬を見た。

『あたしは、あかねは青いパンツ似合うと思うよ』
「!」

それからにっこりとあかねに微笑みそう言った。




「…その姿じゃ完璧に変態ね」
『(はっ!男だった!)』




そんな会話を繰り広げる中、乱馬は九能先輩の元へと返った。

「お遊びは終わりだ」
「ん?」







「突き突き突き突き突き突き突きーっ!!」







そして、九能先輩は目にも止まらぬ速さで木刀を乱馬に突き始めた。

「わっ!!」






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