俺に続けてバトン2/TMM風味




†ゼラチン+卵の殻+アイツの粋なタトゥー÷俺の理性=…

「この答えは何だと思う?新八くん」

「知らねーよ!何なんですかこの意味不明な式は」

「僕にもわからん。でも妙ちゃんのノートに書いてあったんだ」

「えっ、姉上の?‥何だろう」

「2人ともどうしたの?」

「あ、姉上。あの‥この式ってどういう意味なんですか?」

「え?」

「この前、妙ちゃんに借りたノートに書いてあったんだけど‥」

「あぁ、これは高杉くんが書いたんだわ。もう、人のノートにいたずらするのは止めてって言ってるのに」

「‥そ、そうなんですか(まさかの高杉さん電波オチ!?)」


†ててててっててー(ドラえもんが道具出した時の音)…

「不思議メガネじゃ〜!」

「‥‥何ソレ」

「じゃから、不思議メガネやき!」

「見たところ、ただのメガネにしか見えんが」

「ソレかけたら、何か見えんのかァ?」

「そーじゃ高杉!これを掛けるとアラ不思議!女子の戦闘力がわかるんじゃき」

「ソレ何てスパウザー!?つか戦闘力ってお前、そんなのわかったってうれしくとも何ともねーじゃん」

「アッハッハッハッハ!わかっとらんなァ、金時」

「銀時だっつの」

「ふむ、女子の戦闘力‥円周率のことか?」

「さすがヅラじゃのう!」

「ヅラじゃない桂だ」

「π、ねェ‥んなモンに頼らなくても、俺ァ左目があるから必要ねェなァ」

「言っとくけど、お前のソレも十分おかしいから。ホントに使えんのかよコレ」

「バッチリやき!ここのボタンを押して‥」

「何してるの?坂田くんたち」

「‥見えたか?見えたのか?どうなんだ、銀時」

「どうじゃ、完璧じゃろ?」

「いくつだァ?言ってみろよ、俺の左目と比較してやらァ」

「‥‥はちじゅう、ぐはァ!!」

「落ち着け志村さん!小さいのは恥じることじゃない!」

「そうじゃ!小さいのも粋じゃ!そしてこれはただのメガネじゃけー!」

「照れてんのかァ?俺が立派に育ててやってもいいぜェ?」

「お前は引っ込んでろ!俺が無理なく進化させてやるよ、志村」

「全部却下に決まってんだろゴルァァァ!!」

「「「「ギャアァァァ!!」」」」

「へー、あのコが最強なのかな?弱そうなのに見かけによらないね」

「姐御に手ェ出すなヨ!大体、お前なんか相手にもしてもらえないアル」

「えー?そんなのやってみなきゃわかんないじゃない」

「ばっ、待つアル、バカ兄貴ー!!」


†ピンポンパンポーン。業務連絡です…

『あー長谷川先生、長谷川先生。松平校長のお呼びだよ、至急校長室まで来いゴルァ!』

「‥お前ら、また何かやったのか?そうなのか?そうなんだろ?」

「センセー、俺達を疑ってんの?傷つくわー‥なァお前ら」

「同感だぜィ。そりゃァ俺達、良い生徒とは言えねーが、自分に正直に生きてますぜィ」

「沖田くん、最もらしいこと言ってるようだけど、ソレ先生から見ると理由になってねーから!」

「センセ、大丈夫だよ。ちょっと校長室壊しちゃっただけだよ」

「みんなでちゃんと直したアル」

「それかァ!何が大丈夫なんだよ!どこをみんなで直したの!?」

「直そうとしてますます壊れたから、全面リフォームしたアル」

「イヤァァァ!!」

「僕は別に構わないが、とりあえず早く行かないと校長に殺されますよ、先生」

「テメェは一言多いんだよ。いざとなったら俺達が助けてやるから心配すんな、先生」

「‥‥(マジでもう転校したい)」



(090120)



超小話目次





×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -