バトン没小話1/TMM風味



長すぎて没になった話その1/近土沖妙新



◆神様のお告げ


「今日、神様に会ったんだけどさぁ」

「‥はァ?」

「だから神様だよ、トシ」

「‥‥(ついに頭もやられちまったのか)」

「どうしたんですかィ?」

「おぉ、総悟。今日夢の中に神様が出てきてな」

「夢かよ」

「何か言われたんですかィ?」

「笑顔で卵焼きを完食すれば、天使に微笑まれるって言われてな」

「‥‥近藤さん、まさかアンタ」

「よく持ってこれましたねィ」

「だって、卵焼きっていったら志村さんだろう!これを完食したら、きっと志村さんが俺に微笑んでくれるんだよ!」

「やめとけって!バレたら多分、住居侵入であの姉弟に処刑されるぞ!っていうか、マヨネーズなしでその卵焼きは無理だ!」

「すげェや近藤さん、ホント勇者でさァ。ささっ、一気にペロッといっちゃってくだせェ」

「よし、見届けてくれよお前ら!」

「ちょ、待てって!煽んな総悟!記憶飛んだらどーすん‥」

「誰の記憶が飛ぶの?土方くん」

「「‥‥‥」」

「志村さんんん!君が作ってくれた卵焼き、俺がおいしくいただきます!」

「今朝ウチから卵焼き盗んでいったのは、やっぱりテメーかァァァ!!」

「ぎゃあああああ!」

「ったく‥だから言ったのに」

「あり?今日はおとなしいねィ、メガネ」

「いや‥近藤さんのおかげで命拾いしたんで」



なんかこういうノリ、久しぶりだなぁ。
ありがちなんだけど楽しい(笑)



(090114)



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