ずきさんより! ちいさくてこのせかいの ほんのいちぶでしかないぼくは かみさまにあいされることなんて ないんだってしっていました でもぼくはかみさまがすきでした ひとめみたあのひから ぼくはかみさまにこいをしていたのです 「かみさま、すきだよ」 「うん、知ってるよ」 「すき」 「ありがとう」 かみさまはいつもこうでした かみさまのくちから「すき」 なんてきいたことはありませんでした でもかみさまはいつも ぼくにやさしくしてくれました いっぱいなでてもくれました とてもうれしかった でもかみさまはぼくに 「すき 」 とはいってくれませんでした あるひかみさまがいいました 「啓」 「なあに、かみさま」 「一緒に死のうか」 「どうして?」 「なんとなく」 「ふうん」 「僕と一緒に死ぬのは嫌かい?」 「かみさまといっしょならこわくないよ」 そういうとかみさまはすこし わらっていました そしてぼくのあたまを やさしくなでてくれました 「有り難う、啓」 「どういたしまして」 かみさまはぼくのからだをだきしめました ぼくはいきなりだったから すこしおどろきました かみさまのからだはすこしふるえていました そして、すごくつめたかった 「啓は暖かいね」 「かみさまがつめたいんだよ」 「ふふ、そうかもね」 かみさまはちいさくわらったので ぼくもわらいました 「ねえ、啓」 「なあに、かみさま」 「好きだよ」 _______________ ずきさんのリクエスト企画に光の速さで参加していただいてきたものですー! どうしてこんなに切ない雰囲気の作品が書けるんです?モブ胸が苦しくなったよ! ありがたく頂戴しました!ずきさんありがとうー!!大事にします!! |