閨にて
2011/03/23


「キスしてくれよ」
ひどく真面目な顔した飛段がそう言うので暇を持て余していた角都は無言でそれに応えた。
「…ゲハッ」
照れたように笑う飛段を見つめながら、もし今愛していると告げたとしたらお前はどんな顔をするのだろうか、と角都はぼんやりと霞みだした頭で考え、それを口にしない代わりにもう一度飛段にキスをする。全身全霊を懸けて。



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