いとおしい
2011/01/24


ミシッと嫌な音が鳴った。関節がひとつひとつ潰される痛みに耐えながらオレはやっとの思いで息を吐く。涎に混じって口の端からだらしなく血が流れていくのを放っておいたらねっとりといやらしく舐め取られた。
「角都、いてーよ」
「そうか」
肩辺りを弄んでいた指が撫でるように滑り肋骨をポキン、ポキンと折っていく。角都はじっとオレを見ていた。オレは思わず笑う。その時だけはオレ達の、オレ達だけの世界だったのだ。



お題部屋に載せてたけど続きを書くの断念しますた



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