全く恥ずかしい!
2011/01/10


珍しく隣に並んで歩く飛段が突然キヒヒッと笑った。何だと声を掛ければ寒さで鼻を赤くしたやけに嬉しそうな顔が近付く。
「ゲハ!ちくしょーお前に見惚れてたんだよ、角都のバァーカ!」
ちゅうっと可愛らしい音を立てて離れた唇はやけに熱っぽく、飛段はそのまま下り坂を信じられないスピードで駆け降りて行く。どうせするのなら唇にしろと一人で悪態をついた角都の顔は頬から飛段の熱が伝染したかのように真っ赤に染まっていった。



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