ねえ、夜明けまで其の左手をちょうだい
君を慕うひとつ星に為りたかった
特別じゃない今をずっと閉じ込められたら死ぬまで君を愛せるのに
3%の恋心、ドキドキと下心たっぷり
絶望的相性で見出す理想的終焉についての観測
インスタントの退屈な恋慕なら要らないの惑う理性なら磔にしてよ
美しい青はいつも孤独だから、ぼくはロマンチストには為れない
たっぷりのお砂糖と痺れちゃうほど刺激的なスパイスで最高に気持ち良いおままごとをしよう
退屈な終末論と正午の月に浮かぶ二重螺旋をブレンド、お砂糖はお好みで
氷柱みたいに高潔な君の瞳にいつだって僕はすべてを捧げたく為るのです
愛情で充たされた甘い身体はだれに採られたって構わないから真っ暗な胸の奥底は僕だけにちょうだい
前髪を切った僕の手は冬を知らぬまま嘲る様に君の白い首筋に爪を絶てる。さようなら三番目の幻
特別に綺麗じゃなくて気紛れで自由なそのままの君を覚えていたいよ。笑ったときに覗く少し歪な歯並びと泣いたら真っ赤になる鼻をズットずっと忘れないでいられるなら僕はこのまま独りでいいのに
傘はひとつしかないから、熟れた記憶と寂しがりの指先と沈むだけの二人を誰も知らない。傘はひとつしかないから、待ち惚けの雨除けを孤独だと知ることは出来ない