愛に似せた言葉をハートに
流し込む曖昧な暇潰しを底無しに
甘受する私でいるから
愚かで可愛い君でいて下さい

ぜんぶ私のセイだって罵って
綺麗事なんかじゃない君の言葉を頂戴

結局自分を守るために誰かを
貶めたりする君だけどそういう所を
一番愛してあげたいんだよ

お仕舞いを想像する私がキライ
素直な君が可愛くて憎い

脆弱な冷たい手だけが
今日を覚えている

月が泳ぐ夜を抜けたら
溺れるまでキスをして

真白の海に溶け出した感傷が
あの星を孤独にする

大人に為ってわかったことは
眠らなくても朝がくる事象

陳腐な睦言を蹴飛ばして
長い睫に唾を吐く

夜は永いから
生きるならふたりがいいね

一つの夜に留まれない僕は
伸ばす手も持たず彷徨う海月で

誰かの幸せはいつも難しい
所に在るから私はうまく
笑うことが出来ない

ロマンチックな言葉は
唯の一つも浮かばないけれど
ステキな死に方をしたいと思うよ

ただ貴方を許す為だけの命で在りたい

永遠を手繰り寄せたら
透明な恋をしようね

君の涙が零れる前に目を瞑る
午前二時の孤独



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