「大馬鹿もんやなあ」

「知ってる」

「分かってへんわ、自分がとんだ馬鹿野郎てこと」


目の前の女は自覚しているとのたまう。
んな阿呆な、と彼は思った。

 “自分の感情が分からないから教えてほしい”

なーんて、平気で言ってまう奴がよう言うわ。
ウケでも狙っとるんやろか?
いやいや、全ッ然笑えへんでほんまに。

等と自問自答するも束の間
どうしたものかと考えるも名案は浮かばず
男は思考するのを止めた。


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -