原画展






青く光るエントランスを抜けると書き下ろしのカイザーがいました………
「クソ楽しめ」
書き下ろしあるの知ってたけど入場即洗礼!だと思わなくてびっくりしました。 ミヒャエル見目麗しいカイザー。

係員さんにエゴさんの管理室?的なところに案内されムービー視聴後、扉バーーン!!(本当に開いた)で青い監獄へ招待された。 隣のお姉さんびっくりしてた(一緒に展示まわってくださってありがとうございます!!)

目やオーラの描写にこだわりがあるのは紙面から伝わってきてたけど、生原稿迫力がありすぎてずっとスゴ…ヤバ…してた。
ボールの描き込みどうなってるの…それトーンとかじゃないんだ…線を重ねて質感出してたんだ…とか。

瞳の表現が本当にすごくて…感情が高ぶる瞬間の目の描き込みエグ…これ、紙面に載せると縮小されるからこんなんなってたんだな…と。 目に火が灯るような描写もそれトーンじゃなかったんだ…みたいな。
冒頭のムービーでエゴさんが帰る頃には君も目ん玉ぐるぐるに…!みたいなこと言ってたけど本当にそう。 目ん玉ぐるぐるになるわ。

キャラによってのオーラ?みたいな黒いモヤモヤ、墨みたいだな…とは思ってたけど本当に墨だった…真っ黒な墨と薄墨を使って表現してた。
原画で見ると筆の勢いと躍動感が伝わって来てすごい以外の言葉が消えた。 画材の切り替えも上手くて一般的に漫画を描くのに使うようなペンから墨へ繋げるのが違和感なく、動きが伝わって来て何!?って感じだった。 スパイクの輪郭を?筆で!?墨で!?それってほぼ一発書きじゃん…と。

個人的に見どころは、墨の濃淡と筆の躍動感だと思う……特に薄墨の使い方が綺麗で、普通の墨に薄墨を合わせることによって奥行きというか立体感を出してるんだと思った。
ブルーロックに漠然と感じてた透明感みたいなものの正体を見た気がした。
原画展へ行って水墨画じゃん…て感想でたのは初めてです。 美術館の企画展で作品鑑賞するときみたいな気持ちになりました。

ロッカールームの各キャラの個性の出し方がすごかった。めちゃ凝ってたし混んでた。
蟻生くんがロッカーに自作簡易三面鏡作ってパドルブラシとドライヤー置いてるのちょオシャだったし、凪のロッカーがぐちゃぐちゃの服の山で隣の玲王のロッカーへ侵食してたり、潔のロッカーにたくさん書き込みのあるノートとホワイトボードがあったり……もうこれ、そういう作品じゃん…てなった。

あと、凛くんと一緒にヨガできるコーナーがあった。(ヨガマットに座って写真撮影可)
一緒にまわったお姉さんがとる? と言ってくれたけど、いちこは美形とヨガをするのは照れるので無理…だった。楽しそうに凛くんとポーズとる女の子たちが可愛かったです。

あとあと、ベットルーム!
千切くんと凪くんのベッド予想してた3倍くらい汚くて笑ってしまった。 片付け苦手な人の解像度が高すぎて、そりゃ馬狼怒るわ…となった。
噂の「千切は寝坊したため、さっきまでここにいました」の残り香……ちょっと甘めのフローラルでした。 片付けできないのに美形でいい匂いがするのはズルイ…コワ…

凪くんの日替わりトラップは玲王くんが千切ってた例の歯ブラシでニコ…でした。ちゃんとヘッドの毛が毟られてた…乙女の花占い…
横に飾ってあった潔くんの給水ボトルとチョキ(サボテン)がいい味を出してた。

出口に大きなメッセージボードがあって、たくさん書き込まれてたんなけど、小学生くらいの子?が書いた玲王くんや千切くんへのメッセージがかわいくてかわいくて……
若い女の子が多かったけど、お母さんとこども、男性、カップルもいてファン層が広いな、と思った。展示ももちろんだけどファン達が真剣に原画を眺める姿や、撮影可能コーナーで推しと写真撮ってはしゃぐ姿を見るのも楽しかった。

本当に楽しかったので、名古屋も予定合えば行きたいなって思ってます。 何よりあの書き下ろしのカイザーにまた会いたい。
カイザーが入口で言った通り、クソ楽しめました!感謝。






以下、パンフレッドのカイザー

(パンフのネタバレです)

朝の習慣も、試合の前の験担ぎもカイザーの本質的なものを掘り下げるようなことが書いてあったので死にました……

クソ自信満々で口は悪くて全員脇役扱い。
カイザーがやたらとお芝居みたいな表現を使うのは「理想の自分」を演じる為なのかもしれない。
不可能を可能にするブルーローズと、天使と皇帝の名前を背負った彼の脆い部分を垣間見た気がしてもう!本当に!どうしたらいいんですかね……

毎朝鏡の前で、不可能はないと自分に言い聞かせて微笑むんでしょ。 薔薇のタトゥーを首を絞めるように触れて祈りと鼓舞をするんでしょ。
そんなの、好きじゃん…あの性格も技術も天性ではなくて、彼が努力の上で身についたものなのだと思うと愛おしくて仕方がなくなるじゃん…愛ちゃうじゃん……!!!

あのマウント癖もある種の自己防衛というか、精神の安定に必要なものなんだと思う。 カイザーはフィジカルもメンタルも強いアスリートだけど、根っこの部分は柔らかいところは誰にも見せないし触れさせないんだと思う。
ほんとにね、そういう部分を見せれる相手と一緒になれたらいいね…というかそういうとこ、見たい!読みたい!なので、原画展での気持ちが落ち着かないうちに何かしら形にできたらいいな。

今回の原画展、正直ほとんどカイザーはいなかったんだけどミヒャエル・カイザーあまりにも沼…の気持ちが強くなった気がする。 君のこともっと知りたいから、せめて年齢とお誕生日と身長教えて……






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