「雲外鏡(ウンガイキョウ)」

江戸時代の浮世絵師・鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』にある鏡の妖怪。

丸い銅鏡の鏡面に怪しげな顔を持つ妖怪、雲の外に顔を出した丸い月のようなっ姿で描かれる。

名称の雲外鏡(ウンガイキョウ)は、多くの妖怪について記述された中国の書「山海経(センガイキョウ)」と掛けているとの説がある。

「百器徒然袋」の解説文では、魔物や妖怪の正体を明らかにする、または人間の持つ魔性の部分を映し出す鏡(照魔鏡(ショウマキョウ)、照妖鏡(ショウヨウキョウ)とも呼ばれる)と書かれ、その照魔鏡をもとにして石燕が姿を創作した妖怪といわれている。

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