「座敷童子」
【詳細】
座敷童子が住み着いた家は、座敷童子がいる間は栄えるが、去ってしまうと家運が傾くといわれた。
そのため座敷童子がいるとされた家では、これを嫌がることなく、むしろ歓迎していたという。
様々な呼び名があり、その中でも、
色白できれいな座敷童子の「チョウピラコ」、
土間から這い出てきて座敷をはい回るという「ノタバリコ」などのバリエーションがある。
岩手県二戸市の金田一温泉には、座敷童子に出会えることで有名な旅館「緑風荘」がある。
緑風荘の座敷童子はその家の人間だけでなく泊まった客人にも幸福をもたらすことから、全国からご利益を求めて旅行者が集まる。
また、盛岡市の旅館「管原別館」も、座敷童子に会える宿として有名である。
管原別館の大女将の生家では、座敷童子を、火災から家を守る火の神として祀っていたそうである。
概要へ戻る
妖怪に関する項目へ戻る