「サルファ剤治療実験」

1942年7月頃から1943年9月頃までラヴェンスブリュック強制収容所で行われた戦場での負傷に人工の抗菌剤であるサルファニルアミド(サルファ剤)がどの程度有効かを確かめるための実験。

被験者は足に切り傷を負わされ、その傷口に、連鎖球菌やウェルッシュ菌 (ガス壊疽の原因物質)や破傷風の原因菌である破傷風菌などのバクテリアを感染させられた。戦場における負傷の銃創と似通った条件を作り出すために、傷の上下の血管を結紮して血行が妨げられ、ガス壊疽に感染させられたり、傷口に木くずやガラスの破片を擦り込まれたりして感染状態は悪化。数日後にスルフォンアミドや他の薬品で治療が試みられた。

被験者は死亡したり、ひどい後遺症に苦しんだ。

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