「口裂け女」
【特徴】
・長い鋏や、出刃包丁、鎌、鉈、斧、メス、編み物棒など。人目の多い都会では、隠し持つことのできる鋏や鎌、メスなどが多く、田舎では出刃包丁や鉈、斧など、複数説がある。
・100mを5秒で走る。
・空中に浮く。
【対処法】
・ポマードが苦手。「ポマード、ポマード、ポマード、」と三回叫ぶ。
・ベッコウアメが大好物。もしつかまったらベッコウアメを渡すと夢中で舐め始めるのでその隙に逃げる。
・べっこう飴ではなく、ボンタンアメで撃退できるとも。
【由来】
・双子の姉妹が整形手術を受け、片方が失敗したためその恨みから街を徘徊する説。
・整形手術を受けたのは三姉妹で三人失敗し病院に閉じ込められたが、一人が脱走し口裂け女となった説。
・三人姉妹の一人だけ美しかった末っ子が妬まれ口を裂かれた説。
・三人姉妹が交通事故にあい一人助かったが口が裂けてしまった説。
・1970年代に大垣市で座敷牢に閉じ込められていた精神病女性が夜ごとに外出し、精神に異常を来たしているために口紅を顔の下半分に塗りたくり、それを見た人が驚いたという説
・90年代に入り整形手術や医療ミスのなどの話題が出るに伴い、再び広まり始め、整形手術に失敗し理性を失った女性が正体である説が浮上。
・岐阜県で1968年8月18日に発生した飛騨川バス転落事故現場の川から白骨化した頭蓋骨が発見され、それを復顔したところ口が耳まで裂けており、口裂け女はその亡霊だという説。
・CIAが噂の広がり方を検証するために流した情報だという説。
などがある。
【その他】
1970年代後半から80年代初頭にかけて小・中学生の間で広まった噂。
パトカーの出動騒ぎや、北海道釧路市・埼玉県新座市で集団下校が行われるなど、市民社会を巻き込んだパニック状態にまで発展した。
1979年6月21日、姫路市の25歳の女がいたずらで口裂け女の格好をし、包丁を持ってうろつき、銃刀法違反容疑で逮捕された事例もある。
1979年8月、それまで全国を席巻していたこの噂は急速に沈静化した。これは夏休みに入り、子供達の情報交換=口コミが途絶えたため、とされる。
近年韓国で整形手術が広く一般的になり口裂け女の噂が流行した。
口裂け女【概要】に戻る
←都市伝説に関する事項に戻る