「鏡餅」
お餅の語源は「持ち飯」という持ち歩くための飯であるともいわれているが、丸い形を表現した望月から生まれた言葉だともいわれている。
丸いということには意味があり、丸いお餅は人の心や魂そのもので、その心や魂を写す鏡という意味から「餅鏡」と呼ばれ、平安のころから現代まで伝わってきた。
鏡というものは、神の依代であり、神の魂そのものというような考え方もある。
鏡は、勾玉、剣と並んで、三種の神器とされている。
正月には、この鏡餅によって神にその心や魂を供え、そこに歳神様が宿り、新たな力を頂戴するとされる。
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