「並行宇宙」
この世には、無数の宇宙が存在し、われわれはそのうちいずれかに瞬間的に存在しているとする宇宙観。
かつてはSF小説において、タイムトラベルにおける矛盾(タイムパラドックス)を解消するために想定された概念だったが、量子物理学の発展により、この世界が確率的にしか存在しえないことや人間原理ともあいまって、現実のものとして議論されている。
並行宇宙によれば、この世に一直線に流れる客観的な時間は存在せず、時間はわれわれ人間が主観的・体験的に認識している架空のものにすぎないことになる。
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