こけし
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653 名前:案山子の肉 投稿日:02/07/05 01:03
ガイシュツだったらごめんね。

大昔、まだ日本が貧しかったころ..。特に東北の地方では、その年の天候によって作物が獲れない事が多かった。
それでも人間、やることはやる。子供ばかり増える事に悩む若い夫婦がいた..。
『あんた、もう食べる物がないよ』ヒステリックな奥さんは今日も大声で怒鳴り散らしている。
気の弱い旦那はほとほと困り果てて『しかたない..子供を..間引くか..』と、最後の手段を心に決めた。
その夜、旦那は寝息を立てている一番小さい末っ子を揺り起こした。
『五郎..五郎..起きろ..お前の好きな餅を買ってきたぞ』くずる子供を無理矢理起こして、外に連れ出す。
しばらく無言で子供の手を引いて歩いていたが、とうとう村外れの池のほとりまで来た。『おとう、餅はいいから家に帰ろう?』不安になった子供が振り向くか早いか、旦那は手にしていた木の棒で息子の脳天を打ち付けた。
..翌日、旦那は子供の血がしみた木の棒を削り、人形を作った。供養のために子供に似せて..
これがコケシの起源である。子供を消すから子消し..コケシ..
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