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2時間目も、なんとか終了。
サタンのせいで、疲れ果てているクラスメート。

「もう今日は授業ないよねぇ…?」

「なくていいんだけどね…」

アルルとアミティの会話。
この2人は、もうやる気がないみたい。
多分、シェゾが1番疲れていると思うが…。

「席につきなさ〜い」

授業は、まだあった。

「まだあるじゃん…」

文句を言うアミティ。

「ボク、もう疲れちゃったよ〜」

「…俺が1番疲れてるけどな」

すると、ルルーが
こう言い出した。

「あら、それは校長先生に
ひどいことをするからじゃないかしら?」

げっ…図星だ。
一斉に沈黙になった、クラスメート。

「違う違う違う!」

「えっと、その…。
校長先生が、あまりにもあたし達に
態度がひどくて〜…」

「だから、さっきみたいになった」

頑張って説得する、
りんごとアミティとシグ。
実はさっき、シグは教室から廊下を見ていた。

「あら、まさか私…。
―って、ちょっと!
さっき廊下を見ていた人いるのね!?
いるなら正直に『いる』って言いなさい!」

「はーい」

「…あなた、シグって言ったかしら?
ちょっと来なさい。
いいから早くいらっしゃい!」

「あっ、なにをするーっ」

そして、調教が始まった。
あ然と見ていたみんな。
1分後、ようやく動き出した。


「ちょっとやめなよ!」

「理事長だからって、それはないよ!」

「かわいそうに…」

「理事長がそんなことやってていいの?」

「あー理事長怖いわぁ」

「暴力が目的で、このクラスに来るとか最低ね」


びびって調教をやめたルルー。
シグは解放されて、
安心しているみたい。

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