シャウラ
◆陣営 : Evil
◆名前 : シャウラ (shaula)
◆性別 : 女
◆年齢 : 15歳(見た目)
◆身長 : 165cm
◆体重 : 48kg
◆血液型 :A型
◆ステータス
【HP/5(+3)、攻撃/5、魔適/4(+16)、耐久/4(+3)、魔耐/8、敏捷/9】
◆装着スキル / SP : 300(+200)
◆
個人ページ
黒く鋭い三白眼に、青白い肌、きゃしゃな体をしている。
結った蒼く長い髪で片目を隠している。
寂しがりで夢見がち、物静かな少女であるが、
プライドが高く、そういった面をあまり表には出さない。
普段は、見た目の年より落ち着いた、
穏やかで女性らしいふるまいを見せる。
記憶をなくしていることに関し、大きな不安を抱いている。
その不安からか、必要以上に周りに厳しく当ったり、
本来の性格より尖った面が出ているようだ。
◆返還記憶-----
*(Idler Tailor:「母親」に関する記憶を代償に差し出した)
自分自身のと双子の弟であるレサト、
友人になった紫音について思い出す。
そうね、あたしとっても楽しかったの。
ほんとうに、また会うことができるなんて。
あたしのことを覚えていてくれたことが嬉しい。
あなたたちのことを思い出せてよかった。
これからまた、よろしくおねがいします。
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[同陣営のレサト、紫音が取得している「シャウラの手紙」から記憶を取得]
ゆりかごで眠れたあなたのことが、とってもうらやましかったの。
それがなぜだかは、思い出せないけれど。
あなたとあたし、小さな肩を並べて、一緒に育ったわね。
ピアノを弾いたり、悪魔にいたずらを教わったりしてね。
あたしたちを作ったあの人は、いつもそれを見守ってくれていたわ。
とても、穏やかな時だった。
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子供のころ、魔術師のキーウェ、悪魔のファウストに
見守られ、双子の弟レサトとともに育ったことを思い出した。
たとえ、この海の底が、
暗く、孤独で、冷えて、凍えるようでも
あなた一人を愛し焦がれると誓った。
でも、陽の光を知ってしまった。
きらきらと降り注ぐそれの、温かさを知ってしまったの。
あの人と光の降り注ぐ砂の上を歩けば、その足跡を、
波を寄せて、消すのかしら、
暗い海の底から、あたしを追うみたいに。
人としての心はあの人に捧げるわ、けれど、
魔女としてのあたしの心は、ずっとあなたのものよ。
あたしは、二人のひとを愛しつづけるの。
「──あたし、いつだかあなたに、
"迎えにきて"って、そう言ったわ」
覚えている。あなたとした『約束』、
無邪気に小指を結んだりして。
あなたを初めて見たとき、
こんなにきれいな人がこの世にいるのね、って
それはそれは驚いたの。
同時に、とても、うらやましかった、
あなたの流れる髪は宝石みたいにきらきらして、
日の光に愛されるような顔で笑うから、
あたし、あなたに見惚れた。
遠くへ行くといったわ。
あたしの手の届かない、どこか遠くに。
だから、言ったんだわ。
絆を結ぶことを、もう恐れたりしなかった。
体の芯から温まるようなぬくもりを、
あなたはくれたから。
「今度会うときは、"レファ"って呼んでね」
もう一人のあたしを愛せた証、
この人の心は、一生あなたのもの。
欝蒼とした森の奥、……魔女の森と呼ばれる其処へ、踏み入れたとき。
整えられた庭の花々に、焼きたてのお菓子の香り、
暖かい色の屋根の家は、「憂鬱の魔女」の住処だった。
彼女はあたしを一目見て、気に入ったと言ったわ。
あたしは、不可解だったけどうれしかった。
彼女に、大切だった誰かを重ねた。
あたしに、哀しみというものを与えた"誰か"を。
でも彼女は魔女であることに変わりはなかった。
彼女の言葉は呪いそのもので、……15歳になったころ、
気づいたときには遅かった、体はもう時を止めていて、……
あたしはその「憂鬱」の名を継ぐ呪いをかけられていた。
いいえ、苦痛ではないわ。
魔女という存在に、憧れていなかったといえば嘘になる。
ええ、哀しみはあるわ。
人という存在を離れれば、愛しい彼はあたしを討つことになる。
これがもし、あたしに与えられた「罰」なら、
ねえ、でもなんて、……素敵だと思うことに、理由はいらないでしょう。
しいていうなら、"それだけで美しい"ということ。
いずれ、継がれた憂鬱の記憶があたしを飲み込んで、
心を失くし、正しく魔女になったとしても、
……あたしは、「憂鬱」の名を、手放しはしないでしょう。