I my me
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陣営:制限無し
推奨人数:1人
推奨スキル:無し
時間:1時間程度
GMボーナス:ステ成長+5(三回のみ重複可)
ダンジョン「ユメ」専用のシナリオです。
テーマを決めてショートシナリオを作成してみよう、という
GMの「腕試し」シナリオとなります。
淡々とするも、面白くなるも、辛くなるも、演出は全てGMの腕次第です。
このシナリオのテーマは『夢の中』『自己問答』です。
探索者は深く疑問にも思えずに、誰かに導かれているような行動をしたり
唐突な場面転換にも疑問を抱かなかったりするでしょう。
基本的に探索者が真に『自分自身』を出せるのであれば何をしてもいいです。
・探索者に直接問いかけ【答え】を聴く
・探索者のトラウマを露見させ、探索者の【行動反応】を見る
・2つの選択肢を与えて探索者が何を【選択】するのか観察する
上記は例ですが、これは自分を見つめ直す、単なる自己問答シナリオです。
何をしても構いません、所詮はユメですから。
※GMの手によりけりな部分が多いので、
どうしても展開が思いつかなければログを参考ください。
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探索者がきちんと【自己問答】を終えればクリアです。
ただし、探索者が質問に答えなくなったり、行動しなくなったりといった
GM判断で【自己問答】の拒否を起こした時点でシナリオクリアは失敗です。
どうしてもうまく自己問答が進まなそうな探索者(直ぐ死のうとしたり)であれば
【ノイズ】等、場面転換の切っ掛けの音を流し、
場面転換と同時に前の場面の記憶を忘れさせる等するのもいいでしょう。
クリア成功しても失敗しても、必ず夢は覚めます。
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黒い髪、黒い目の幼い姿の少女。
その眼差しはどこか暖かい。
彼女は全ての幸せを願った『悪夢』そのものである。
「現実の幸せの中にこそ、悪夢が生まれる」
「幸せがなければ、悪夢は悪夢足りえない」
「悪夢の中の悪夢はただの「日常」である」
「だからユメは悪夢で居るんです、ずっと」
そう言って少女は一人寂しそうに笑って、悪夢の中に消える。
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探索者が一通りの自己問答を終えたあと、
探索者の前には短く整えた黒髪に、黒い目の幼い少女が現れます。
夢の終わりに、必ず彼女は出てきます。
彼女は悪夢そのものです。
※下記演出を挟んでください。
「もう、覚める時間みたいです」
幼い少女の声。
短く整えた黒髪に、黒い目。
その少女の姿は貴方の記憶のどこにも無い。
出会ったことのない人。
どこか、懐かしさを抱かせる温もりを黒い瞳に映し、少女は微笑んだ。
「わたしからの問いは、これが最初で最後です。」
「よかったら、教えてください」
「あなたにとって、『ユメ』とはなんですか?
ユメは逃げるために見るものだと、誰かがそう言っていました」
「……あなたにとって、それは、なんですか?」
→探索者が答えを返した場合
ユメを受け取った少女は、仄か、笑った。
「(探索者の答えに対しての、返答のような独り言)」
→探索者が答えを返さなかった場合
少女は、困ったような悲しいような、入混ぜた顔で、微かに笑った。
質問に答えても、答えなくても
探索者は目を覚まし現実へと戻ります。
何れ覚めるから、夢は夢で在れるのです。
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