ハーレイ
◆陣営 : Justice
◆名前 :ハーレイ
◆性別 : 男
◆年齢 :27歳(自称)
◆身長 : 182cm
◆体重 : 80kg
◆血液型 :AB
◆ステータス
【HP/9(+11)、攻撃/6(+17)、魔適/2、耐久/7(+27)、魔耐/2(+11)、敏捷/9】
◆装着スキル/SP:300(+260)
◆
個人ページ
天に向かって伸びる二本の長い耳
ふかふかの白い毛に、まるで鮫のようなギザギザの歯に狼のような大きい口。
焔の様に真赤な瞳と長い舌
鉄板仕込の軍靴と深緑色の作業着の能天気な卯人
チャームポイントは左耳についた夕日色の十字型のピアスと右頬の模様
能天気
大体いつもテンションが高いので割とやかましい。
人の気持ちを察する事は得意だがあえて読まない。
耳が異常によく、ひそひそ話などは彼には筒抜けである。
面倒見がよく、子供が好き。
手先が器用。得意な事は機械いじりと菓子作り。
「おれが来たからにゃ安心しなさーい!なーんつってな!」
「おいおいおいおい茶柱がたっちまってるぞ!?こりゃーいい事あるかもな!」
「んっふふー…やっぱ面白い本は何度読んでも面白い」
記憶がなくなったことによる性格や価値観の変化はあまり見られない。
しかし「マザー」という言葉に若干の嫌悪を感じるあたり
記憶を失う前に何かあったようだ。
無くなった記憶についてはそこまで執着しておらず、
「今が楽しいかどうか」が彼にとって重要なようだ。
◆返還記憶-----
笑う顔に、笑い声に苛立ちを覚えるなんて初めてだった。
うるせえ。
耳障りだ。
黙れよ。
黙れ。
喉の奥にこみ上げる吐き気、
身体の芯が冷えていき、
左胸のあたりで蠢く
―――この感覚は、なんだ?
神も、信念も、きっともうどうでもよかったのだ。
にたりと弧を描いた口から漏れた言葉は、
とてもとても信じられないが俺の、嘘など何もない本心だった。
「”産まれて”きたことを、後悔させてやる」
今日の空は…ああ、黄緑色か。
昼休み。今日の窓は随分と綺麗なピンク色。
屋上で問題集をひらき、五限目の予習をしている俺と、向かい合って弁当を食ってる幼馴染。
制服の学ランを着崩すだけじゃなく、髪を染め、
いろんなとこにごてごてピアス穴開けて、タトゥーまで彫って、
「いつもそんな面白い格好してるんだな」と皮肉を言えば
「オシャンティーだろ?」と笑って返された。
ずり落ちた眼鏡をあげてため息をつく。
いつも通りの日常だ。
そんな日々が、心地よかった。
…が、これはいったい誰の記憶だろうか
鮮やかな赤が飛び散る。
白い翼の美しい天使どもがただの肉と化していく。
お前らの事情なんて知ったことかと、俺は俺の”正義”に従って
殺して殺して殺して…べったりと、浴びて、白から赤になる。
それが俺のその日の”仕事”だった。
俺に与えられた”仕事”だったんだ。
なあ、そうだろ?
アイビロウドの短髪
――――――――結局真黒に戻して、ひとつにくくった長髪
薄金色の瞳
――――――――他に形容しようがない、真っ黒な目
俺の毛みてえに白い肌
――――――――日に焼けた、浅黒い肌
おレ の 幼ナナじ ミ ノ 名前、
・・・ありゃ?
おか シ な・ ・・タシか、あい つは、幼馴染じャナクて
麦わら帽子を被った貴女の黒髪がかけて行く。
土まみれの脚で、スカートをひるがえして、白い脚を走らせて
太陽はいつもどおり白く輝き、雲ひとつ無く
珍しいことに今日の空は、澄んだきれいな青だった。
青空の下はしゃぐ貴女と、荷物を持つ俺と、姉ちゃん。
心地いい風が吹きつけ草原はそよぐ。
貴女は歯を見せて笑い、言った
「絶好のお出かけ日和になってよかったわ!」
ああ、本当に
忍び込んだ箱舟の書斎で、黒い古びた本を見つけた。
興味本位でぱらぱらと流し読みをしていると、内容を理解して行くごとにくらくらと頭が痛くなってきて
…本に挟まっていた名簿から目が離せなくなった。
いつの間にか、頭痛は消えていた。
ああ、そうか。そういうことか
俺たちは、忘れさせられていただけなんだ。
何にも、根本は変わっていなかった。
―――――――――俺は、毎回毎回、ある結論に至って、死んでいた。
決まって「終末」に現れる怪物。
空の色は混ざりにまざって、地は色をなくし、すべてはあべこべになる。
"マザー"は収縮と膨張を繰り返し、すべてを飲み込み、中で再構築してまたはきだす。
同じ魂を使いまわし、記憶の無いあたらしい肉を与えて
この"世界"は、"××××"は、何度も何度も繰り返している。
同じ舞台設定で、同じ物語を
毎回違うのは、役者が演じる"役"だけ
"前回"の"俺"は"上"側だった
"今回"の"俺"は"下"側だった
そういえば、一人だけずっと"変わらない"奴がいた――――――――――――――
陰の月。今日の空はオレンジ色。
…「終末」の日は、近い。
「壊れちまえば、同じだろ」
なにもなかった。
私の三番目の名をあげる。
旧世界ではね、「正義」の意味を持つのよ。
だから貴方の信じる正義で、
大勢の人を笑わせられるような子になってくれたら素敵だって、わたし思うの。
たくさん食べて、たくさん遊んで、たくさん学んで…素敵な大人になってね。
ハーレイ。