World

自分たちの世界からこの異世界へと何者かに集められた探索者達は、
以前の記憶を無くした状態で自然溢れる未開の森で目を覚まします。
無くした記憶は所謂エピソード記憶のみとします。
（例：過去に見たことがある人物の姿は覚えていても、
　　　その人物に関する関係性や思い出などは忘れている。
　　　自分の名前は覚えているけど、今までどこで何をしていたのか忘れている、等）
→エピソード記憶とは？

異世界はとても広大ですが『端』が存在し、
空、地上、地下共に『端』から先には進めないようになっています。
『端』の全景はキューブのような形を成しています。

異世界には文明の名残を感じる建物があちこちに点在しておりますが、
ほぼ廃墟のように崩れており完全に形を保っているものはありません。
そしてそれらに対し、どこか見覚えのあるような感覚を伴うでしょう。

異世界には一定期間ごとにダンジョンと呼ばれる「異世界への扉」が現れ、
探索者達はそれぞれの目的のためにその内部を探索することになります。
ダンジョンの形は自然生成物、人工物、未知の文明のものなど形も大きさも様々です。

その内部は一つの世界といえる空間を作り出しており、
入る扉によって出る場所が異なります。
探索者達は扉を潜った先で起きている事象や問題に否応が無しに関わることになります。
一つのダンジョンから行ける場所が複数に及ぶこともあります。
（同じ世界を使用した別シナリオ、といった形）

問題を見事解決できた場合に限り手に入れることが出来る『報酬』が存在します。
報酬は数個の内から一つしか選べず、同じものが二つとして存在しない『希少報酬』と
扉をクリアした者全てに平等に与えられる『クリア報酬』の二つです。
一度扉をクリアした者は二度とその扉へと入ることができなくなります。
なお、報酬は他人が手に入れたものをダンジョン外にて奪うこともできます。

扉内部で探索者が死亡するような事態が起こった場合、
ダンジョンの入口へと強制的に移動させられ扉内に入る直前の状態で復活します。
尚、扉から外に出れば生存、死亡しているに関わらず
扉内で起こった全ての物事に関する記憶を失います。