大樹の星庭
滑らかな白樹で出来た門戸を開けると、
天井が見えない程に広々とした開放的な空間が広がっていた。
此の空間は円形を形作っており、北側に入口門、南側にガゼボ、
東側と西側にそれぞれ二つの温室が備わっている。
照明は太陽光と同じものらしく、
あまりにも長時間居続ければ日焼けしてしまうだろう。
外の時間と連動しており、時間が経つと昼と夜が入れ替わる。
また、この庭園は天井から決まった時間に、
雨のように散水されるので、アナウンス時はご注意を。
中央には大理石で作られた噴水があり、透き通った綺麗な水を噴出し続けている。
水を細かくやりたい時は此処から水を汲み上げると良いだろう。
庭内の植物には全て【ネームプレート】が設置されている。
「名前」「開花時期」「ちょっとした雑学」が楽しめるだろう。
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透き通った身体、薄桃色に淡く染まる硝子の小鳥。
桜の花の柄がワンポイントで描かれている。
まるで本物のように空を飛び、樹木にとまっては可愛らしい歌を奏で、
見る者の目を癒してくれるだろう。
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【棚】
入口門の脇には、園芸に使用する用具や小物類が多数収められた棚があり、
思いつく限りの何でも揃っている事だろう。
(※エプロン/長靴/軍手やスコップ/シャベル/ジョウロ/鋏などといった用具)
誰でも自由に使用が可能だが、此の庭園の外には持ち出せないようになっている。
汚しても壊しても、いつの間にか元の綺麗な状態に戻っているだろう。
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空間を一時的に借りるペンで、
自身が望む扉の形をイメージしながら扉にペンを走らせると扉が完成する。
扉に数字を書く事で部屋の広さも調節できるらしい、
扉を移動させるときはペンの後ろについている消しゴムで消してあげると
また別の場所からつなげることが出来、その空間内も維持されたままになっている。
一つのペンで作り出せる空間は一つ。
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花飾りの国より
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真昼のペリカン便
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庭園の護り女
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文飛ばしの蝶々
【倉庫】
棚の横には、黒色の大きな横長の倉庫がある。
中には庭園を作る際に使用するレンガブロックや砂利、看板、木柵、
花壇土、支柱、植木鉢……その他諸々の備品類が大量に収められている。
使用してもいつの間にか元の数が揃っている
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フレーバーアイテム。
100枚セット。(残り:42枚)
艶やかな黒色の金属で作られた、薄い長方形のプレート。
植物にかざすと、其の植物の「名前」「開花時期」「ちょっとした雑学」が刻まれる。
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【北/入口近くの花壇】
縦の状態で並べられた煉瓦が、高さがちぐはぐな状態で敷かれている。
可愛らしい雰囲気になっているだろう。
土台に蔦が這わせてある赤色の「薔薇」のアーチが入り口で出迎え、
アーチを潜れば少し高い「シルバープリペット」の生垣が道沿いに続く。
生垣を越えれば、様々な色で美しく作られた、
白、黄、青、紫、桃、橙色の「薔薇」の日時計もあるだろう。
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白い鉢、小さな如雨露、スコップ、手袋が入っている簡単園芸セット。
植えた種からは、美しい花が咲いたようだ。
「炎と踊る黄金」
全てを燃やし、焦がすような赤の薔薇。
幾重にも折り重なっている花弁は波打ち、輝く黄金で縁を彩っている。
棘は細く鋭く、尖端が微かに赤く色づいているのがわかるだろう。
その姿はまるで、熱で揺らぐ太陽のようだ。
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【東の花壇】
赤色と薄茶色の煉瓦が交互に敷かれた花壇。
赤、白、紫、青色の「紫陽花」、
「リンドウ」「ネリネ」「百合」が綺麗に植えられている。
【西の花壇】
丁寧に白色の煉瓦が敷かれた花壇。
赤、白、黄、橙、紫色の「パンジー」「マリーゴールド」、
白、黄、桃、紫の「マーガレット」、
赤紫、ピンク、白、チョコレート、橙の「コスモス」、
赤の「ガーベラ」、赤の「ポピー」、
「花麒麟」「紫苑」「白蝶草」が植えられている。
【南/ガゼボ近くの花壇】
丁寧に濃茶と薄茶色の煉瓦が敷かれた花壇。
柵が随所に建てられ、白、紫の「クレマチス」、
青、白、赤、紫の「朝顔」が交互に絡むように植えられている。
其の足元には「ラベンダー」が香り高く咲いているだろう。
【東の温室】
硝子製の大き目の温室。
花壇が二列に渡って作られている。
棚も置かれており、植木鉢を置くスペースもあるだろう。
赤、白、黄、桃、紫色の「チューリップ」が花壇に植えられている。
「フリージア」「エリカ」「ジャスミン」「撫子」「金魚草」「女郎花」「苧環」
上記の花々が植木鉢に植えられている。
【西の温室】
硝子製の大き目の温室。
花壇が二列に渡って作られている。
棚も置かれており、植木鉢を置くスペースもあるだろう。
「ミント」が花壇一列に渡って増殖している。
「ポットマム」「ジニア」「メコノプシス・ベトニキフォリア」、
「アネモネ」「ダリア」「ラナンキュラス」「カスミソウ」、
上記の花々が植木鉢に植えられている。
【ガゼボ】
中央に大き目の丸テーブルが置かれた、屋根の付いている白い木製のガゼボ。
テーブルを取り巻くように椅子が4つ置かれている。
建物に絡むように「藤」の花が垂れ咲いているだろう。
【東奥】
和製の建物建築予定地。
「金木犀」「銀木犀」「木蓮」「サンザシ」「エルダーフラワー」、
「椿」「山茶花」「百日紅」「ハナミズキ」「桜」「沈丁花」「梅」、
「桃」「雪柳」「空木」「ライラック」「クチナシ」が植えられている。
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目いっぱい広げた枝へ、満開の美しい桜花を抱く樹。
不思議といつ見ても綺麗な姿でいてくれる。
雨が降っても醜く散ることなどしない、いつでも春気分でお花見が出来るだろう。
樹の周囲に落ちた花弁は、
「悠久」「視線を独り占め」「美」といった性質をもつ素材として使用できる。
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【西奥】
少し小高くなった広場に、芝生が一面に敷かれている。
芝生の外側をなぞるような形で白い柵が所々隙間を開けながら囲み、
柵に沿うように「向日葵」「白詰草」が植えられているだろう。
中央にはとても大きな「ケアキ」が枝を広げ、木陰を作っている。
大樹の向こう側には「ネモフィラ」の花畑が遠くまで広がっている。
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フレーバーアイテム。
大きな樹の枝に下げて設置するタイプの簡素なブランコ。
ケアキの枝にしっかりと結わえられている。
板が広くとられているので、一度に二人までなら乗れるだろう。
遊ぶ時は落ちないように十分注意して、おくつろぎ下さい。
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フレーバーアイテム。
落ち着いた茶色の木材で作られた、小さなバードハウス。
鳥が住みやすいようシンプルな造りで出来ている。
一度に住めるのは小型の鳥一組の夫婦が限界だろう。
今はまだ何も住んでいない。
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