自粛
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◆陣営 : Evil
◆名前 : 自粛(じしゅく)
◆性別 : 男
◆年齢 : ?
◆身長 : 172cm程度
◆ステータス
【HP/10、攻撃/5、魔適/3(+5)、耐久/6(+3)、魔耐/4、敏捷/10】
◆装着スキル / SP : 300
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個人ページ
真っ白な髪、真っ白な肌に、真っ黒い瞳を持つ青年。
右目を覆うように一枚、左右側頭部に一枚ずつ、
真っ白な紙に真っ黒く「自粛」と書かれた貼紙と、
シャツに、ややサイズの大きいセーターを重ね、
スラックスを穿き、両足にはローファーを合わせる。
見目は一風変わった男子高校生のようだが、実際に「男子高校生」ではないのだろう。
それらしいものを持たない、という言葉が当て嵌まるほど、
白と黒と、時折落とす灰だけで、彼の色彩は構成されている。
その姿はまるで異物のように、現実味がない。「紙とインク」を連想させもするだろう。
真名もあるが、自分からそれを進んで名乗ることがほとんどなく、
名を訊ねても貼紙の通りだと言う。
気怠い、或いは面倒臭さを滲ませる態度を標準とし、
加えて攻撃的な思考パターンをすることも多い。
外見や気質、性質、あらゆるものを理由に異物扱いをされても、
さほど気には留めないだろう。
所謂三大欲求もあるにはあるが非常に薄く、満たさずとも生きられるという。
(嫌悪であることがほとんどだが、)態度がわかりやすく顔に出るタイプ。
笑顔を見せることが少なく、見せても嘲るような歪みを持つだろう。
面倒な人、物、事を嫌い、かなりさっくりと刺さる言葉を放つ。
良くも悪くも正直だが、気に入った相手に対してはそれが崩れる。
物体的な弱点を挙げるならば、手触りのよいものだろう。
紙や、札を手段として用いる。
一人称 : 「俺」
二人称 : 「アンタ」「お前」
ああ言えばこう言うタイプ。
自身の記憶が白紙になっていることをさほど重大視していない。
それどころか、気楽ささえ感じているふしもある。
……のだが、もしも「自身を知っている」と口にする者と対面することがあるならば、
「こいつは何故知っているのだろう」と、気味が悪そうにするだろう。00
◆返還記憶---
手が千切れて、指はそっちに
足が飛び散って、踵があっちに
瞼は馬鹿になって、眼球が渇く
いつまで経ってもソレがやって来ることはなく。
いつまで経ってもソレを感じることはなく。
渇いて焦点の合わなくなるそのままで、
黒い、黒い、洋墨みたいな――
花火みたいに広がった自分の“血”のなかで。
ああ、なんだ、思ったよりずっと、
俺の身体ってグロいなあ、なんて
……。
千切れて飛び散った手足が集まって、
馬鹿になった瞼が漸く動くようになった頃。
「痛かったかい?」なんて、
欠片も悪びれてないような、女の声が降ってきた。
バリバリと音を立てそうなまだ渇いた眼球を動かすと、
“俺みたいな雰囲気の”髪を二つ括りにしたそいつが、笑っていた。