金剛まゆり
◆陣営 : Evil
◆名前 : 金剛まゆり(こんごう - )
◆性別 : 女
◆年齢 : 17歳
◆身長 : 164p
◆体重 : ないしょ
◆ステータス
【HP/10、攻撃/6、魔適/8、耐久/9、魔耐/5、敏捷/1(+5)】
◆装着スキル / SP : 300
◆
個人ページ
「あれ、あれ?ここどこ?」
「あたし、あたしはぁ……まゆりだよ!よろしくね〜〜〜〜〜!」
快活で明るく、無邪気な印象を与える笑顔を浮かべた学生服姿の少女。
焦げ茶の髪は少々癖があり柔らかく、両サイドのもみあげだけを伸ばした不思議な髪形。
釣った大きな瞳は金色、瞳孔も縦に長く伸び、見たものは猫のそれを思わせる。
珍しいものや面白そうだと判じたものにはすぐに興味を示し飛びつくため、
余計にそう感じてしまうだろう。
一見すればどこにでもいる女子高生の様な身なりなのだが、
その身体能力は常人のそれにより遥かに高い。
実際に猫のような身のこなしもできれば、音も気配もなく忍び寄ることもしばしば。
また、虫の中でも蜘蛛が好きという変わり者。
よく彼らに楽し気に話しかけている姿も見受けられるだろう。
そればかりか、蜘蛛も彼女に懐くような素振りがあるとかないとか。
時折、彼女の瞳が赤く光るように見えるのは気のせいではないのかもしれない。
記憶がないことに不安を感じはしているが、
持ち前の明るさなのか「なんとかなるよ!」と笑って済ませている。
ふと、その笑顔が途切れた際。
どこか遠く、誰かを探すように目線を泳がせていることがある。
その表情は、迷子の幼い子供の様にも見えるかもしれない。
◆返還記憶---
気が付いた時には、もう間に合わないのがわかっちゃった。
身体がドンドン冷たくなって、動かなくなっちゃって。
息を吸うのも吐くのも、めんどくさいような感じ。
「あぁ、あたし……死ぬんだ」って思った。
やっと会えるのに。
こんなに苦しくて、途中のまんまで、終わっちゃうんだ。
これ以上考えたくないのに、そういう気持ちでいっぱいになって。
今までのこと全部が、重たくのしかかってきたみたいだった。
あたしのずっと深いところで、なにかがバキリ、と折れる音が聞こえた気がした。
……その後、どれだけ時間が経ったのかはわからなくて、いつそうなったのかは思い出せない。
ただ、あたしはいつの間にかそこに立っていた。
死んだはずなのに、生きてるみたいにそこにいた。
理由も何も、よくわからなかったけれど。
それでもまた立っていられるのなら、歩けるのなら、まだできることがあるのなら。
そのためにあたしは、折れた音を聞かなかったことにした。