橋谷 昂司
◆陣営 : Justice
◆名前 : 橋谷 昂司(はしたに こうじ)
◆性別 : 男
◆年齢 : 23
◆身長 : 177cm
◆ステータス
【HP/1、攻撃/7(+5)、魔適/6、耐久/10、魔耐/8(+5)、敏捷/1】
◆装着スキル / SP : 300(+80)
◆
個人ページ
無造作気味にセットされた派手なオレンジ色の髪は、内側だけ青色に染まっている。
切れ長の黒い瞳はつり気味だ。かけているやや太めの黒縁眼鏡はどうやら伊達らしい。
睫毛が黒色をしていることから、目敏い者ならば彼が染髪をしていることを察するだろう。
そこそこ整った顔立ちをしている。あくまでそこそこだが。
その軽薄な雰囲気や耳たぶに開いたピアス穴といった要素が
わかりやすく、彼が"今時の若者"であることを感じさせる。
良い意味でも悪い意味でも素直な性格であり、無意識に人を煽ることもしばしば。
本人曰く、「気がつけば相手が怒りだしている」のだという。
だらだらと時を過ごすことが好きで、場に合わせてふざけることも好きで、
面倒くさいことはやりたくない。
そんな、どこにでもいるような若者だ。
記憶を無くしたばかりか、どうやら異世界にいるらしい現状を「気持ち悪い」と感じている。
いやマジでありえなくね?
◆返還記憶-----
そして兄貴は"無事"死んだ。
オレは制服の学ランを着て葬儀に並ぶ。真っ黒だから混ざっても違和感ないなコレ。
オレも、この並ぶ黒の一部になる。
前に焼香したお袋の真似をして、オレは礼をして、焼香台まで進んで。
そして、………泣いてる親父とお袋に向かって、礼をして。坊さんにも礼をして。
それから、振り返ってよくわかんねー粉をつまむ。
兄貴が入ってる白い棺を見下ろす。
泣くわけがなかった。泣くわけがなかった。
オレが泣くわけがなかったし、実際涙なんて出る気配はなかった。
そのままオレは淡々と、隣の灰が詰まった壺みたいなのに粉を落とす。
オレは泣かない。オレが泣くわけがない。
だって兄貴は─────────××××××××××。
ぶっちゃけ最初に「組め」って言われた時からマジで?って気持ちだった。
いやもう絶対ノリ合わねーなこのおっさんって見ただけでわかるもん。
オシゴトだからしょーがないですけど?
いつもぶっすーーーーーって顔してて、すげー愛想悪いし欠片も笑わない。
しかも明らかに怪我することとかヘーキでやるしなんなら自分から突っ走ってく、
マジお前ターミネーターか?って感じのマジキチ。
別にニコニコしてろとは言わないからさぁ、もーちょっと話す時顔柔らかくしない?
こえーんだけど。マジで。
10歳年上の兄貴は、めちゃくちゃオレを可愛がってた。
遊ぼって誘ったらだいたい付き合ってくれたし、
宿題でわかんないトコ聞いたら、自分の宿題やる手を止めて教えてくれた。
おやつは自分の分を半分か、時々全部オレに寄越してくれて、
よく、わしゃわしゃオレの頭を撫でてきた。
たまーにテストが近いとかで相手してくれない時とか、
お互いイラッときた時とかフツーに喧嘩する事もあったけど、
そん時は大抵後で兄ちゃんがお菓子持ってくるから、それ食べ切ったら自動的に仲直り。
それが、オレらの間で当たり前の事だった。