スカー・アーミテージ
◆
Image◆
◆陣営 : Evil
◆名前 : スカー・アーミテージ(Scar Armitage)
◆性別 : 男
◆年齢 : 24
◆身長 : 181cm
◆体重 : 81kg
◆血液型 : AB型
◆ステータス
【HP/7、攻撃/10(+5)、魔適/6、耐久/7(+3)、魔耐/1、敏捷/5(+5)】
◆装着スキル / SP : 300
◆
個人ページ
色褪せた桃色の髪に、深海のように暗く光のない青い目をしたアメリカ人。
すでに拠点にいるハマーの双子の兄である。
口が悪く粗暴だがどこか気だるげで、自分から人に危害を加える事はない。
それどころかあまり人や物に興味を示さない。
傭兵のような恰好をしており、適度に鍛えられた筋肉を持っていることが
服の上からでも分かる。
目は暗く生気が感じられないが、弟と違って本心を話さないと言う事はない。
むしろ、思ったことはよくも悪くもその場で口にするタイプである。
いつも機嫌の悪そうな顔をしているが本人曰くこういう顔で、機嫌が悪いわけではないらしい。
逆に機嫌がいい時、何かに興味を抱いた時は口元だけ笑むことが多い。
頭の回転は速いが、弟とは違い機械については人並み程度で、IT系には特に明るくない。
弟と同じく持病があるようで、青い液体の入った注射器とそのカートリッジを持っている。
一人称:俺
二人称:お前
「…スカーだ。」
記憶がないこと自体は気にしていないが、焦りのようなものがある。
何かをしなければならなかったような、自分には時間があまりなかったような。
双子の弟がいたということは、本能的に"知っている"。
どんな人間だったのかは覚えてないが、きっとロクな人間じゃないのだろう、と
半ば諦めに似た感情を抱いている。
◆返還記憶---
裏社会の中の、ごくごく一部の人間だけに、『双子の悪魔』だなんて言われていた。
でも、悪魔なんて名前を付けられたのは、その時が初めてじゃない。
教会の横の薄汚い孤児院にいた頃。
物心ついた時にはもう、弟と揃って『悪魔の子』なんて呼ばれていた。
いつからあったのかは知らないが、体に浮き出た黒い模様のせいだろう。
生まれた時から悪魔なんだ。
きっと、死ぬまで悪魔なんだろう。
信仰なんて初めからしてないが、どんなに祈っても、どんなに徳を積んでも、
きっと天国になんて行けないんだろう。
生まれた時から悪魔で、そして贄なんだから。
俺の体には黒く目立つ模様のようなものがある。
子供のころからあった。どんどん広がる一方だ。
そのせいで、ひどい仕打ちを数えきれないほど受けた。
気を遣わせることもあった。
移るんじゃないかと、忌避する目を向けられたこともあった。
等価がもらえない。そんな価値がない人間なんだと、
まざまざと見せつけられることもあった。
これは誰にも見せてはいけない。呪いだ。
俺の首を絞め続ける呪いなんだと、ずっと思ってた。
胸を刺すような痛みと、火花の散る視界、正常に働かない呼吸。
喉を通るのは酸素ではなく、血液だ。
鋭利な物を使って、頭を後ろから抉られるような痛みに膝をついて。
肌身離さず持っていた注射器を、首に、充てて。
落ち着くころには、もう意識はない。
気が付いたら床にいるか、ベッドにいるか。
何度も何度も。何度も何度も、何度も、何度も。
死ぬような思いなんて、何度もしてる。
その度に、ああ、まだ俺は生きていていいのか、って思うんだ。
まだ俺は生かされているのかって、思うんだ。