旭 薫音
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◆陣営 : Justice
◆名前 : 旭 薫音(アサヒ・クオン)
◆性別 : 女
◆年齢 : 22
◆身長 : 154cm
◆ステータス
【HP/6、攻撃/9、魔適/4、耐久/3(+5)、魔耐/7、敏捷/3(+3)】
◆装着スキル / SP : 300
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個人ページ
肩のやや下まで揃えて伸ばした赤香の髪に、セルリアン、またはコバルトのような青い瞳。
黒系の、シンプルなAラインドレスワンピースの上に、
きゅっと腰を絞り、袖口にフリルのついた短い丈の白衣を纏い、
ワンポイントのついたチョーカーを付ける。
薬理学、病理学専攻の研究員。外科もかじっているほか、
扱う学科が幅広い分野の知識を必要とするため、その知識量は豊富。
行き詰まったりすることがあれば散歩に出て、気分転換をする。
所謂不思議な雰囲気を持つ、滅多なことで表情が変わらず、
思考が読み取りにくいが、無感情ではない。
恥ずかしがったりもするし、話す時は話す。
女性というよりは、少年らしいという形容の似合う口調である。
怒っても言葉尻は変わらないが実力行使に移る。
……が、あとあと面倒なことになるのであまり移したがらない。
基本的に興味があるものにしか近寄らず、関係も作らない。ただし仕事は別。
分け隔てなく研究材料であるし、治療対象である。
彼女の「得意なこと」は彼女の「好きなこと」とイコールではなく、
あくまで「得意なこと」である。
得意なことを仕事として扱うが、
彼女の好きなものごとは、食べていくにはあまりに不向きなものばかりであった。
人付き合いが不得手ということではないが、他人とあまり目を合わせようとせず、
自分から相手を見ていても合いそうになるとすぐ外してしまう。
無意識下の行動だが、わずかな恐怖心を持っている。
ゆえに、相手に顔を凝視されるのをあまり好まない。
音楽や、絵を描くこと、散歩、読書、おいしいもの、桃を好み、
「好き」と「得意」をワンセットで考えている人や、おいしくないものを嫌う。
とくに読書は、気に入ったものが多くあれば、
時間を忘れて耽ってしまうこともあるだろう。
一人称 : 「わたし」
二人称 : 「きみ」「あなた」/(名前または苗字)+「くん」「さん」
性別関係なく、くん付けで呼ぶことが多い。
記憶をなくしていることについては、確かに不安もあるが、
いつかは手元に戻ってくるものだと信じている。
出会った人、もの、それらが無に等しい状態に対し、さみしさも感じている。
どこかで、似た経験をしたかもしれない。
……ところで、どうして自分は、ひとと目を合わせたくないのだろう。
◆返還記憶---
病院のベッドの上で。
少し調子が安定してきた、ある日のこと。
そういえば、わたしはどうして病院にいるのだろう。こんなに立派な怪我まで拵えて。
わたし、みんなと旅行に行こうって、車に乗っていたはずなのに。
ああ事故に遭ったんだと、すぐにわかった。わたしは、
目が覚めたら、ひとりだった。
病院で働いているおかあさんが様子を見に来てくれたとき、
みんなはどうしたの、と訊いたことがある。
おかあさんはとても言いにくそうに、口を開いて、また結んで、
決心して、ためらって、ようやく、教えてくれた。
生きていたのは、あなただけよ。
あのとき、
みんながわたしのこと、たくさん、たくさん呼んでいた。
体も、頭も、まぶたも、なにもかもが重くて、
ひとことも返事ができなかったけれど。
わたし、行くね。
ありがとう。
さようなら。