ジュリエット
◆陣営 : Evil
◆名前 : ジュリエット(Juliette)
◆性別 : 女
◆年齢 : 20歳
◆身長 : 160cm
◆体重 : 内緒
◆血液型 : 不明
◆ステータス
【HP/10、攻撃/3、魔適/8(+23)、耐久/5、魔耐/7、敏捷/1(+10)】
◆装着スキル / SP : 300
◆
個人ページ
◆容姿
褐色の肌に銀灰色の細い髪が白く輝いている。
同じく白い睫毛に縁取られた瞳は、左右の色を違えている。
空色を映した右の目と、新緑を映した左の目。
その口元にはいつも笑みが浮かんでいる。不敵に。
◆性格
狡賢く、計算高く、用意周到。
そして柔軟で、臨機応変。
常に、ありとあらゆる可能性を考えている。
プライドが高く、自尊心の塊。
だが、その昔と比べれば幾分か落ち着き、
傲慢さは鳴りを潜めているようす。
話してみれば随分とフランクだろう。
冗談は通じるし、人をからかいもする。
むしろ、からかうのが好きなようだ。
性格が悪いと自称すると程度には、意地は悪い。
心から信用・信頼する相手はいない。
というか、作らないようにしているようだ。
疑いと、警戒は怠らない。過度な期待は、しない。
◆備考
1人称は「わたし」、ふざけて「ぼく」を使うことも。
2人称は「○○先輩」、一般的な敬称もつかう。
無くしてしまった記憶について、
不安に思っている部分の方が大きいようだ。
警戒心がいつもより高く、また、
強がっているのか高慢なそぶりを見せるかもしれない。
◆返還記憶-----
蜂蜜を蕩かしたような瞳が私を見つめていた。
背の高い彼は、いつも私を上から見下ろさないように、
しゃがんで、私に、まるで傅くようにして、私を見上げて、笑うのだ。
“ボクには、ジュリしかいないから”
頭の悪い彼にとって、その言葉は紛れもない真実だった。
頭の良い私は、それをわかっていた。嘘ではないと思っていた。
事実、彼の言葉に「嘘」はなかった。
しかし同時に、「不変」もまた、なかった。
ただ、それだけの話だ。
だからこれは「嘘」ではなくて、塗り替えられた「真実」の話。
“あの女は食べて良いの?”
蜂蜜を蕩かしたような瞳が私を見つめていた。
背の高い彼は、容易く私を壁際へ追い詰めることが出来たし、
捕まえることが出来たし、まるで腹を空かせた子供のようにして、
私を見下ろして、笑う。
ただ、「不変」などないという「事実」が、私にはたまらなく怖かった。
(嘘つき、と罵ってしまえるほうが、ずっと、楽だったのに)
私は、3よりも2の方が馴染み深かったのかもしれない。
世界はいつも、"私"と"誰か"で構成されていたように思う。
3、……"3"は。
ふと脳裏にチラついた"その人"の存在が、ひどく心を急かすようで。
…………あまり心地いいものではないな。
"3"以上は、"その可能性"を広げるばかりだ。
だから、きっと私は、"3"が好きではないのだろう。