篠富 晶
◆陣営 : Evil
◆名前 : 篠富 晶(しのとみ あきら)
◆性別 : 女
◆年齢 : 16歳
◆身長 : 156cm
◆体重 : 40kg
◆ステータス
【HP/9(+1)、攻撃/7、魔適/9、耐久/10(+21)、魔耐/4、敏捷/5(+15)】
◆装着スキル / SP : 300
◆
個人ページ
髪色は漆黒。やや癖毛の酷い髪質をしている。前髪や後ろ髪は短く切られているが、
何故か右側の横髪だけはだらりと長い。
光のない虚ろな黒瞳。じっとりとした目つきで、常に寝不足気味か隈が酷い。
左頬の下辺りにぽっつりと、小さなホクロがある。
顰めっ面をしたり、気だるげな表情を浮かべるその顔は「中途半端」
男にしては女っぽい、女にしては男っぽい。
中性的ではなく、中途半端だと本人も認めている。
服装や乱暴な言葉遣いも相まって、
どちらかと言えば少年のような印象を受けるかもしれない。
16歳というには、若干幼い顔つき。童顔だ。
人間ではないものや、特殊な人種に色んな意味で好かれる体質であり、
出来る限り他者と深く関わりを持ちたくない。考えたくない。面倒臭いと言いながらも、
どうしても本心から全てを「どうでもいい」とは思えない。
全てを切り捨てることが出来ないという、難儀な性格をしている。
ツッコミ属性。たまにボケ。テンションのアップダウンが激しい。
ゲームや漫画、アニメ、機械が大好き。某巨大掲示板ネタや、メタ発言をよく言うが、
根は結構真面目で、頭が固い。
一人称:俺
二人称:あんた、お前、てめぇ
記憶を無くし、見知らぬ場所に飛ばされたことに関しては、
何故か本能が「またか!!!!」とツッコんだが、環境に適応しようと色々諦めている様子。
無いなら無いで仕方ない。思い出せたらラッキーかな、くらいの心構え。
◆返還記憶-----
家族からも親族達からもとても愛され、
自他共に認める程にとても甘やかされて育ちました。
母に抱きしめられた記憶があります。暖かかった。
父におんぶしてもらった記憶があります。大きな背中だった。
兄におんぶをしたまま走り回ってもらって、笑いあったことも。
一緒にゲームをしてもらい、いつも私が負けていたことも。
祖父母に旅行に連れて行ってもらったこともあります。
自分が如何に最低にして下劣で下等な思想を持ち、
許されざる罪が人間の形をしているだけのものなのかも知らずに、
「愛されている」「甘やかされている」だなんて、
ずっとずっと、甘く、自惚れていました。
ごめんなさい。ごめんなさい。
ごめんなさい。
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(いつか書いた、遺書の一部)
俺が一体何をしたっていうんだ。
どうして俺がこんな仕打ちを受けないといけないんだ。
なんで俺が。俺だけが。
…なんて、被害者ぶるなよ。全て自業自得だ。
身にかかる不幸や不運は全て、然るべき罰なんだ。
他人の不幸や不運は全部、何もかも、俺のせいだ。
俺のせいだ、僕のせいだ、私のせいだ。
「……どうして、お前は」
…あれ…誰に、なんて、言われたんだっけ。
俺は一体、何が駄目だったんだろう。
確かに母親の腹から生まれて、父親似の顔で、
並んで立てば、兄貴達とも兄妹だと分かる程で。
確かに「家族」なのに。血の繋がりもある。
同じ屋根の下に暮らす…家族なのに
「お前のせいだ」「お前を生んだせいで、」
「お前なんか、生まれてこなければよかった」
…俺だけそこに、入れない。
売り言葉に買い言葉。
それでも、絶対に言っちゃいけないことだったのに。
「…なんで、俺なんかを産んだんだよ」
「俺なんか、産まなきゃよかっただろ」
「…腹にいる内に、死んでればよかったな、俺」
許せなかった。許せなかった。
意味もなく、何も知らず、のうのうと生きてきた自分が許せなかった。
何もかもが自業自得。俺のせいだった。不幸すべてが、俺のせいだった。
生きてこなければよかった。うまれてこなければよかった。
脳裏で惨めに絶命していく自分のように、さっさと死ねばよかった。
家族を蝕み続ける、化け物(おれ)なんて。
ごめん。…ごめんなさい。
ごめんなさい………母さん。
篠富晶は、篠富家の"3"番目の子供。
上に二人の兄がいる"3"兄妹の末っ子で、全てが後回しで、最後になる"3"番目。
父と呼ぶべき男の認識では、「どうして作ったかわからない」
母と呼ぶべき女の認識では、「どうして生んだかわからない」
そんな"3"番目が、"最初"にして"最後"の"娘"
「お前に会えてよかった」
「お前のおかげだ。ありがとう」
「シノトミ、ありがとう」
何が俺に会えてよかっただよ。
何が俺のおかげだよ。
何がありがとうだよ。
「さようなら」
俺のせいで、死んでいくくせに。
俺に会えていいことなんて、俺が出来たことなんて、
俺に感謝することなんて、なんにもねぇじゃねぇか。
ふざけんなよ。ふざけんな、ふざけんなよ……
xxxxx
その日は雨が降ってて、雷が鳴ってて。
得体の知れない異形の幼女を家にあげて、それで、親に怒られて。
勝手なことをするなだとか、ろくなことをしないだとか、
あんたのせいでとか、生まれたせいでとか、なんか、いろいろ、言われて、
疲れて、結構、限界で、限界で、限界で…何で俺が、とか、いっぱい、限界で。
もういっそのこと…なんて思ってたら、幼女にベッドに背負投げされた。
「うじうじうっせぇの」
「こーゆーときは、だまって、ねむればいいの」
ちいせぇ手に耳を塞がれて、何も聞かなくて良いまま、
ぺったんこな胸元に顔を押し付けて、何も見なくて良いまま、
そのまま…温かい眠りに落ちて、
隠した刃を、腹に突き立てなくてもよくなったんだ。
感謝してる。俺が生きているのはお前のお陰だと言ってもいい。
確かにお前は、俺の…………なんて、
それは…絶対、言ってはやらねぇけど。