語部 シュウ
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◆陣営: Justice
◆名前 : 語部シュウ (かたりべ -) (fine_フィーネ)
◆性別 : 男
◆年齢 : 25歳
◆身長 : 176cm
◆体重 : 細身
◆血液型 : ?
◆ステータス
【HP/9(+1)、攻撃/8(-3)、魔適*/8(+22)、耐久/10、魔耐/9(+13)、敏捷/7】
◆装着スキル / SP : 300(+150)
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個人ページ
柔らかな物腰に、常に微笑みを湛えた細身の青年……いや、魔術師。
肩に垂らしたウェーブの強い茶髪に、蛍光しているように思えるほど
濃く明るい翠の瞳、そして少々クラシックな司書服が特徴的な男である。
よく見ると、眼鏡の下の目鼻立ちは現実離れして整っている。
ラテン系の面影も相まって、
もしかしたら何か芸術作品のような印象を受けるかもしれない。
まあしかし顔立ちだけの話である。
そのある種インドアそうな印象に反して性格は明るく、
何事にも積極的でマイペース。
好奇心と探求心が強く、フィールドワークや読書を好む。
何にしても知識の収集に貪欲だ。
よけいな事に首を突っ込むことも、
不可抗力で場をかき回すことも、十二分にあり得るだろう。
箱庭に来てからの彼は奇妙な手持ちの本たちと、
自分の過去、初めて接する体系の魔術、
そして不思議なこの世界に何より興味が尽きないようだ。
元々の気質なのか、恐怖や不安はない。
かれはいつも歪んだ十字の何かを敬愛するように口元に当てて、
分厚い、奇妙な内容の書物を肌身離さず抱えて、
何故かよくわかんないタイミングで突然水切りとかに挑戦したりする。
「人間は不可解なことばっかりだね!」
◆返還記憶-----
小さな手で重い書物を抱き
小さな足で必死に走った、あの夜の道を思い出す。
生まれて初めて疑念を持って、連なる者たちが否定されたあの日は
きっとちいさな彼にとって、世界が崩壊したようなものだっただろう
あかいほのおは、こころのくさび
『ちいさなぼくは かわいそうに』
夏の夜はいつも星を見た。星の流れ、星座の位置、彼の父の部屋から拝借した星座盤を持って
毎晩教会の外へ学びに出た。
彼はきらきらと瞬く満天の星空に、境界が曖昧になるほど融けるのが好きで
魔術師だった父には危ないとよく叱られたようだが、それでも自分を光と闇とで包み込むその空は幼い彼にとって唯一の友人だったのだ。
ーーああ、きみの高さからはどこまでの世界が見えるのだろうなあ。と、
彼らの手を取るように、星のうねりを土地に下ろしながら、今日もゆっくりと夜に融ける。
君の"衝動"とはなにか。
──"識りたい"、何を捨てたって善い。ただ、それだけ。
それは君の呪文の性質、君が操る事象の姿。
映し出されたのは、小さな子供……幼い君の姿。
際限なく未知へ手を伸ばすそれを、"童心"と呼んで。
君の"理性"とはなにか。
──場所。自身を囲って縛ってくれるもの。
それは君の持つべき杖、君を律する友の姿。
手に取ったのは、郷愁を覗かせる居城の杖。
君を囲ってくれるもの……、穏やかに静かな時を過ごす、その"場所"。
君の"伝えたい事"とはなにか。
──隣人を愛せよ。親しみ、尊べ。
それは君の持ち歩く呪文。君が世界へ答える解。
"汝 すべてはあるべき姿のままに
囁き、与えよ 抱き、許せよ 尊び 慈しみ 親しき隣人を愛せよ"
魔術師であるのなら、そうでなければ。……ひどく穏やかな声で、君はそう唱えた。
君の"最も恐れるもの"とはなにか。
──死ぬ可能性は怖い、だろう。けれど、あえて恐れるものは、僕には無い。
それは君が、自覚すべきこと。強大な力を操るものとして、知るべきこと。
君の契約相手として選ばれた魔女は、君自身に近しいひとを。
"夢幻にして幽玄、無限にして有限" 呪いを持つ、「夢幻の魔女」。
名目上、君は彼女の僕となる。けれど忘れないで。
いつでも君は、それに立ち向かうことができる経験と知恵を携えているということ。
君は歩み続け、"終ぞ究める"、その道の先で識るものは……、
"終究の魔術師"の名を、君に。
すべての知恵に忠実でありなさい。その時こそ、君は魔術師と呼ばれるのだから。