柊 日月
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◆陣営 : justice
◆名前 : 柊 日月 (ひいらぎ ひづき)
◆性別 : 男
◆年齢 : 16〜18 歳
◆身長 : 168cm
◆体重 : 52kg
◆血液型 : O型
◆ステータス
【HP/8(+5)、攻撃/3(+6)、魔適/3、耐久/9、魔耐/2(+5)、敏捷/7】
◆装着スキル / SP : 300
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個人ページ
中性的でかつ線の細い高校生。
だがしかし着痩せするタイプなので脱いだら結構筋肉はついているのかもしれない。
ぱっと見、少し落ち着いて見える普通に普通の高校生。
ただ少しマゾっ気があるかもしれないだけの思春期真っ盛り男子。
少々吊り目がちの薄い桃色の瞳。
瞳と同じ色をした少し長めの髪で両耳両サイドに三つ編みを編み込んでおり、
少し長い前髪は左に流している。
髪の付け根に二本、アホ毛が飛びてている。
まだまだあどけなさを残す顔立ちであり感情を表情に出しやすい。
優しくて温厚、だと自負している。
一人称:俺 二人称:〜さん/くん/〜ちゃん /〜兄
記憶がないことに関しては不安や焦り、または恐怖を抱いているかもしれない。
持っていたであろう記憶こそが彼の拠り所であり、唯一の救いであるのだから。
◆返還記憶-----
「呼び出されている意味は解っていらっしゃると思いますがーーー」
赤茶ぽい高級感溢れる四角いテーブルを挟んで向かい側。
校長先生…、とその背後に突っ立ってるきょーとーと現担任。
隣には無表情のばーちゃん。
「ええ、この子の処分はお任せします」
思わず溜息が漏れて、周りの空気が一層冷えてく。
俺はただ、女子トイレから聞こえた喧騒の音に釣られて、
目にした女子特有の3対1の口論とやらに、少し口出ししただけだ。
その中等部女生徒には何の危害も加えていない。
いつの間にか取り押さえられていたのは俺で。
………そこに足を踏み入れたのが悪かったのか??
「俺はー……後輩がね?苛められてるんじゃないかって「該当女生徒に聞いたところ、そのような事はなといと、否定していました。」
ーーーあー…………
さっと隣へと、おれは悪くない、のサインを送る。
すぐさま2日間晩飯抜きのサインが返される。まじか。
「それに、柊くんは以前に補導二件とありますし、その、こちらとしてはーー」
自由気ままに生きていたいだけなんだけど、なにやら難しいもので、窮屈らしい。
顔を顰めて、もう考えるのはやめにした。
腹が減ったと欠伸をこぼして項垂れる。
ーーまあ、こーいうもんか。
-ありがとう、なんて言葉を言われたのは何時だっけ。
食卓に並べられる彩りの良い料理に手を合わせ、"いただきます"と自身が明日、明後日、これからを生きてくために糧となってくれたものに感謝の意を込める。
芯まで味が染み込み、熱の通ったほくほくのじゃが芋を味わいながら、鰹の香りのする白米に砂糖醤油で絡めとった狐色の玉ねぎを乗せて口に運ぶ。
きょうは、どうだろうか。
うん。
美味く出来た、とはおもう。
…たぶん。
家から遠い場にある高等学校を選び、寮住まいとなる孫へある程度の調理の仕方を叩き込んでいったばーちゃんにも食べて欲しい、などとまあ思ってしまう。
感謝の意味も、調理の仕方も、…なんの知識も無いとこから完璧にこなせる程 出来た人間では無い。
ので、"感謝出来る"ということ自体、それってもしやすると凄いことなのかもしれないと思考はめでたく花開く。
"感謝される" ことは、ありえるのだろうか。
そこまで考えて、なんとなく寂しくなった自身に嫌気がさし
"ごちそうさまでした"
とまた糧となってくれた、俺なんかに調理された素材たちに感謝の意を込めて、手を合わせた。
今度はもっと、美味しく作ろう。
好きだと告白された事がある。
さらさらと下を向いたことで流れる黒髪から覗く耳が、腫れたように真っ赤になっていた。
耳が赤くなるのって何でだろうとかぼんやりおもう。
自身の気持ちを伝えるときに来る羞恥のようなもの?だろうか。考えてなるほど確かにそれは恥ずかしいかもな、と釣られこちらも照れて頬をかく。
「……えーと、」
誰かも分からないので、とりあえずぱっと頭に浮かんだ言葉を発していた。
"なんで俺なの"
とかただ単にえ、なんで?とか多分そんな感じ。
純粋に疑問だったからだ。
いや、そもそも
好きってなんだ。
おれは肉じゃがとか好きだけどそれと同じ好き?
え、おれ、肉じゃがと同列なの?確かに美味しいけれど。
楽しいことが好き。一緒にバカやるのは楽しい気もする。大体悪巧みだけど。
冬とかに食べるアイスは甘いものが苦手な俺でもまあ好きだなあ、ともおもう。
どーいう意味での好きなのだろうか。
そんなことを、失礼ながらにぽやぽやと考えていたら、真っ赤な顔をさらに熱く染めて、震える唇を開き消え入りそうな声で「ひいらぎ せんぱい、だからです」という返答をいただいた。
あ、この子後輩なのか…。
俺だから好き?首を傾げてまたもや好きの概念が飽和しかけて頭を降る。
その子になんて言ったんだっけ。
−おれは君のこと好きじゃないから、とかだっけ。我ながらに棘のある声音で言ってしまったような、でも多分、そんな、ことばを返答として返した。
残念ながら平手打ちは貰えなかった。