Garden

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陣営：制限無し
推奨人数：1人
推奨スキル:注視、技術_アイドル
時間：1時間半程度
GMボーナス:ステータス成長5pt or スキルポイント50pt

ダンジョン「人魚の泉」専用シナリオです。
探索がメインです。戦闘はありません。
クリア失敗は基本的にはありません。
探索者の行動によって、ルート分岐があります。
GMを希望される方はシナリオをよく読み込んでください。

◎制限時間はなし。

※シナリオに書かれていない情報については、GMの裁量にお任せいたします。
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少女とともに、人魚の泉を訪れる。
エンディングは3種類。

【エンディングA】
少女が頬を染め、喜びを全身であらわすようなほほえみを見ると、
とたんに探索者の体は重たくなり、草むらの中に倒れこんでしまう。
心配する少女の声は遠くなり、…気づけば、あなたは拠点のベットに横たわっていた。

翠色の泉の神秘的なまたたきと、
人魚の、美しくも嫉妬に満ちたあの歌声が、あなたの脳裏には残ったまま…。


【エンディングB】
少女はうつむき、諦めたように小さくため息をつくと、
あなたの手を引いて、泉の外へ出ようとする。
とたんに探索者の体は重たくなり、草むらの中に倒れこんでしまう。
心配する少女の声は遠くなり、…気づけば、あなたは拠点のベットに横たわっていた。

翠色の泉の神秘的なまたたきと、
人魚の、美しくも残酷なささやき声が、あなたの脳裏には残ったまま…。


【エンディングC】
水の中でおぼれていく感覚、その息苦しさから逃れるようにもがき、
…あなたの意識は浮上する。
気づけば、拠点のベットに横たわっていた。

翠色の泉の神秘的なまたたきと、
人魚たちの、艶めかしい声と、その手が触れた先は、まだ熱をもったまま…。
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探索者は森で目覚め、少女に手をひかれて泉を訪れます。
泉にたどり着き、そのまま待っても、人魚は姿を現しません。

人魚は「嫉妬」させることで泉から姿を現します。
その方法として、少女は「美しい声で歌うこと」をそのひとつとして挙げます。

ですが、少女はあまり歌が得意ではありません。
それでも人魚を見たい、と探索者にそれを願います。

人魚に嫉妬をさせる方法については、唄うこと以外にも、
探索者が異性の場合に限りますが、
（RP次第では、女性同士でも
"嫉妬するほど"のものとGMが判断すればそれでもかまいません）
少女と仲陸まじく、恋人のようなやり取りをする、などの方法でもかまいません。
探索者の発想に任せてください。

見事少女に人魚を見せてあげることができれば、
探索者はお礼にアイテムを受け取り、帰還となります。

それが失敗した場合でも、いくらか行動をとらせてあげてください。
場合によっては、適切なRPさえあれば、補正をかけて判定をやり直してもかまいません。

それでもできなかった場合も、エンディングとなり、帰還します。

少女や人魚に暴力的な行いをした場合、
対象が死亡する描写をした後、強制的に帰還させてください。
この場合の報酬はありません。
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やわらかな草の上に、横たわるような感触。
緑の香りがする風が、頬をやさしくなでていく。
瞼の向こうから、木漏れ日が差し込んでくるのがわかる。

ふいに、その光がなにかに遮られる。
あなたがそれを確かめようと瞳を開けば、
…あなたを覗き込む青髪の少女がいる。

「お昼寝もいいけれど、ねえ。……一緒に、人魚の泉へ行かない？」

少女はあなたの返事も聞かないまま、
あなたの手を取り、道の先へ進んでいこうとする。
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探索者が最初に目覚める場所。

緑の森が広がっている。
まわりを見渡せば、小さなリスが駆け回る姿や、小鳥がさえずる様子がわかる。

探索者の目の前には、一本の小道があり、その向こうに泉があるのが見える。
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茂みの中を進めば、開けた場所にでる。
そこにあるのは、美しい翠色の泉だ。
水面は、雲が浮かんだように曇り、水底の様子をうかがい知ることはできない。

泉につくと、少女は忠告する。

「泉のそばへよっちゃだめよ、
人魚が中へ引き摺りこんで、あなたを溺れさせようとするわ」

そして続けて、憧れに満ちた、ほうっとした瞳で語りだす。

「……その人は、愛しい人の不実に失望して、川へ身を投げて、人魚になったんですって」

「すてき、……そう思うのに、理由がいる？」

「しいて言うのなら、"それだけで美しい"からよ」

しかし、少女の表情は曇る。
待てども待てども、人魚は姿を表さないからだ。

「……お願いしたって、きっと聞いてくれないわね。
"嫉妬させればいい"、って聞いたことはあるわ、だけど……」

「あたしは、人魚が嫉妬するような美しさはもっていない」

少女はそう言うと、いじけたように膝を抱えて座り込む。

探索者の会話ロールしだいで、少女は思い出したようにこんなことを言う。

「前にここに来たときに一緒にいた人は、歌ったの。それはそれは美しい声でね」

「人魚はその歌に嫉妬して、泉から出てきたのよ」　

探索者がここで、「技術_アイドル」の判定を成功させ、美しい歌声で歌えば、
それに嫉妬した人魚が姿を現し、その歌声を聴くことができる。

失敗すれば、くすくすという意地悪な笑い声だけが聞こえる。

また、探索者が男性の場合、少女と仲睦まじい振舞いをすれば、
同じように人魚は出てきて、あなたを惑わせるような歌声をうたう。

いずれの方法でも、人魚は歌い終わると、探索者に向かって微笑み、
その恐ろしいとも、美しいともとれぬ表情を
探索者の心に焼き付けたまま、泉に帰っていく。

少女に人魚を見せることができると、
他のキャラクターで人魚の泉をプレイしていない場合に限り、
少女から、お礼に以下のアイテムを渡される。
　
人魚を見ることができた場合
⇒エンディング＜A＞へ

人魚を見ることができなかった場合
⇒エンディング＜B＞へ
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▼【生身で泉のそばに寄った場合】
少女の忠告を聞かずに、泉のそばにより、中を覗き込むと、
とたんに、人魚たちはくすくすと笑いながら、
細く白い腕からは想像もつかないような力で、
探索者を泉の中へ引き摺りこむ。

そのまま深く深く、泉の底まで手を引かれ、
息が持たずに、ごぼごぼと泡を吐きながら苦しむあなたの前に、
一瞬だけ、人魚のあざ笑う表情が見える。
その姿に、あなたは怪物として恐怖を覚えるか、
…あるいは、その残酷な美しさに心を奪われるだろう。

どちらにせよ、あなたの体を人魚は弄び、
あなたはその快楽を味わいながら、
意識をそのまま、暗転させていく…。


▼【「人魚姫」を使い、泉の中へ入った場合】
泉のそばへ寄り、魚のひれをつけた身体を泉に投げれば、
人魚たちは細い腕からは想像もつかないような力で、
あなたを泉の底へと引き込む。

人魚たちはくすくすと笑いながら、しかしどこか退屈そうな声で、
「嘘つきね」とつぶやくと、
あなたの体に手を伸ばし、弄ぶように触れて、快感へと誘う。
あなたは思わず、息をもらす。
人魚たちはほほ笑む。
その表情を、あなたは恐ろしいと感じるか、
…あるいは、その残酷な美しさに、心を奪われるだろう。

あなたの意識は、泉の底の暗闇に溶けるように、暗転していく…。

探索者は「欲望」の記憶を得る。（イベント報酬）
⇒エンディング＜C＞へ

※水中で、人魚に対し「嫉妬」を呼び起こし、
水面へ誘うようなRPを行った場合、人魚は水面に出て、歌う。
RPの例はログを参考のこと。
その場合、少女は人魚を見ることができ、エンディング＜A＞へ。
「嫉妬」に関係しないRPだと、人魚は興味を示さない。
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▽クリア報酬
ステータス成長3pt or スキルポイント30pt
自身の「失望、あるいは憧れ」に関する記憶

▽イベント報酬（条件はシナリオ参照）
「欲望」に関する記憶をひとつ手に入れる
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