マイリール・シャルパンティエ
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◆陣営:Evil
◆名前:マイリール・シャルパンティエ 〜Mairil・Charpentier〜
◆性別:女
◆年齢:8
◆身長:123cm
◆体重:23kg
◆血液型:A
◆ステータス
【HP/1、攻撃/3、魔適/10(+16)、耐久/7、魔耐/9、敏捷/4】
◆装着スキル / SP:300(+50)
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個人ページ
小さく少女と呼ぶにはまだ幼い女の子。
柔らかく上品なベージュホワイトのドレスに身を包み、
首には桃色のリボン、レースのついた白い靴下、靴は赤色。
細く地に着きそうなくらい長い、光にきらめくプラチナブロンドを、
大きな桃色のリボンで両サイド結んでいる。
大きくつぶらな瞳は淡い桜貝の色。長く光にすけるまつげで縁取られている。
陶器のように白い肌をしており、整った顔立ちは人形めいている。
その表情は無邪気で、歳相応に見える。
柔らかく上品なお嬢様口調。真綿でくるんだようにふわりふわりと紡がれる言葉。
しかし時には辛辣な内容も含まれることがある。本人に悪気はない。
「あら、貴方は汚い人なの?駄目ね、マイリールに触らないで頂戴。
ふふっ、だってマイリールが汚れてしまうわ」
甘いお菓子とティータイムが大好き。可愛いぬいぐるみ等には目が無い。
育った環境のせいか、食べ物は勝手に出てくるし、
身支度も全て誰かがしてくれると信じて疑ってない節がある。
「マイリールをお人形さんのように、大事に大事に扱って頂戴?ね、お願いよ?」
記憶の無い今の状態は、とても自由で開放感に溢れている。
自分にとって知らないことだらけの世界は、とても楽しい。
知らない人にも無邪気になつく、知りたがりや。
まるで欠落しているかのように、負の感情が沸き起こることがない。
実は目の色は封印がかけられているため桜貝の瞳をしているが、実は紅の瞳をしている。
そのことももちろん彼女は覚えていない。
◆返還記憶-----
「お誕生日おめでとう、マイリール」
そう言って大きくてふわふわのティディベアを渡してくれた。
今日はマイリールの誕生日。お部屋はプレゼントの包みでいっぱいだった。
でもね、マイリールがほしかったのはこれじゃないの。
「あ、おい、マイリール!?」
背中から慌てた声がする。そう、マイリールは駆け出していた。
だって欲しいものがそこにあることを、マイリールは知ってたから。
一つの扉の前に、マイリールはたどり着いた。そしてあけた扉の先には……
歪なティディベアがそこにいた。
「それは、別の人が僕に渡したものなんだ。僕に直して欲しいって、だから……」
そういって焦る声が後ろから聞こえる。
でもね、マイリールは知ってるの。この屋敷でマイリールが知らないことはないの。
「マイリール、これが欲しいわ」
ぎゅっと歪なティディベアを抱きしめながら、満面の笑顔を向けるの。
だってこれはマイリールのために作ってくれてたもの。
慣れないことをして、でも一生懸命愛情をこめてくれたもの。
どんなプレゼントよりも、マイリールはずっとずっとこれが欲しかったの。
「マイリールは感激だわ。ありがとう、お兄様」
夢を見たの。何も無い夢よ。
マイリールの見た夢は、何事も無かったようにかき消されているの。
だっていらないものなのですって。だから消されるの。
そう、だからマイリールは都合の良いようにされているの。
だから、マイリールは夢を想像するの。
きっとお花畑があったはずよ。それはそれは綺麗なところ。
澄んだ泉がそこにあるの。水の妖精が戯れてるわ。
そこにはマイリールと、マイリールの大好きな人……。
そこでマイリールは人に見られてることに気づくわ。
これは秘密にしておかなくちゃ。マイリールは空想することも許されないの。
マイリールは都合のいいお人形。