交譲木の里
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陣営:制限無し
推奨人数:2〜4人
推奨スキル:戦闘スキル、注視or幻視、聞き耳、説得
準推奨スキル:逃走、甘言
時間:7〜8時間
GMボーナス:ステータス成長5pt、スキルポイント50pt
ダンジョン「交譲木の里」専用シナリオです。
基本的な内容としてはお祭りを楽しむ事ですが、戦闘が想定されています。
能力値にそれほど差異の無いメンバーでプレイする事を強く推奨します。
また、場合によっては報酬を得られない可能性もあります。
GMをやる方は舞台の特性をよく読み込んでおいて下さい。
性質上、NPCをアドリブで動かさなくてはならないからです。
※シナリオに書かれていない情報については、GMの裁量にお任せいたします。
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基本的には祭りに参加する事が目的です。
分岐らしい分岐は発生しません。
その過程で発生する戦闘に敗北せずに三日目の朝を迎える事がクリア条件です。
しかし、ネリネを攻撃及び殺害した場合、村人全員から攻撃を受け探索者は死亡します。
その時点でゲームオーバーとなりシナリオは終了し、探索者は森の中で目を覚まします。
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猛獣が蔓延る樹海の中心部にある里。
足を踏み入れた者の多くは帰らぬ人となるため、
周囲の街の人間が足を踏み入れる事はない。
そのため里の存在は人々の間に噂程度にしか広まっておらず、地図には記されていない。
◆
立ち絵◆
交譲木の里の巫女である。
年齢は15歳。歳相応の身長。
地に着くほどの長い黒髪に、深く黒と一見見違える暗緑色の瞳。清楚で可憐な少女。
口調は柔らかく明るい敬語。大抵のことには動じず、笑顔で受け入れる。
「はじめまして、旅の方でしょうか。
ここまで辿り着くのは大変ではありませんでした?」
「旅の方は恐れてしまうかもしれませんが、皆優しくていい子たちばかりですよ。
安心してください」
幼いころの病気で、視力が徐々に失われ、今では盲目となっている。
しかしそれを他者に悟られぬよう視力を失う前から訓練をしており、
人の気配や声の位置で大体の相手は特定できる。
聴覚や嗅覚に優れており、
里から近い森ならば大体記憶しているので移動には何も問題ない。
自分が里の巫女である事に矜持を持ち、
里から離れたくがない為に盲目である事を頑なに隠している。
※下記報酬条件は初回PLにのみ反映されます。
セッション中、何らかの場面で
盲目である事を探索者に悟られることがあるかもしれない。
村人が居る前では決して認めずとぼけてみせたり、
あまり突っ込むようであれば人気のない所へと誘うだろう。
自身が訓練で磨いた鋭い五感から、
大抵の事は補って答える事が出来るので、証拠が無い限りは認める事はない。
しかし、探索者の瞳や髪の色を問えば、
彼女や村人の前でそういった発言をしていない限り、認めるだろう。
村人に内密にしてくれと頼まれ、それを呑めば報酬を得ることができる。
★アイテム「星の呼び笛」(稀少報酬)(※取得済)
星をかたどった呼び笛。
入手した探索者の自陣営へ使用キャラを一人増やすことができる。
ただし、必ずしも探索者が望む人物が来るわけではない。
探索者間の移動は自由。
笛を吹くと誰かが異世界の彼方より、流星のように落ちてくる。
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※稀少アイテムがとられていた場合の追加報酬アイテム。
「白いオカリナ」
1セッションに3回使用可能。
ダメージ算出直前に宣言すること。
物理/魔法の攻撃値に攻撃/2or魔適/2を加える事が出来る。
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加護が込められた純白のオカリナ。
里の成り立ちには諸説あるが、元々は殺人者による寄り合いのようなものが起源。
その色が残っているのか、里の人間は今でも力を重んじ、
日々殺人術にも似た独自の体術や剣術などを鍛錬で磨く日々を過ごしている。
このような気質から肉体的に非常に屈強な者ばかりであるが、
見た目に反して祭り好きで明るく、心を許した者には社交的な人間が多い。
また、変なところでロマンチストなのも住人達の共通項だ。
男「おう、なんだ!!なよっちいつらして!ここじゃ生きていけねーぞ、がはは!!」
女「やだねー!うちの旦那がすまないね!さあさあ、ゆっくりしていきな!!」
子供「お前ら里のやつじゃないんだろ!つよいのか!?おれらとたたかえよ!!」
ロールが大変なら里人でまとめてもよい。
「炭鉱の主人」
堅物で口数は少ないおっさん。
しかし根は恥ずかしがりやで情にもろい。ツンデレ。
「弟子」
明るくお喋りでよく動く。
GMの裁量で女性でも男性でも構わない。
「刺青師」
穏やかで柔和な印象。決して無理強いはしない。
GMの裁量で女性でも男性でも構わない。
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迷い込んだ探索者を歓迎するのは交譲木の里の巫女ネリネ。
「祭りの前日だから」という理由で探索者は村から歓迎を受けます。
獣道を進んで村に入った場合も、同様の理由で歓迎を受け、迎え入れられます。
その後は、巫女ネリネが探索者の望む場所へ案内し、
軽く観光を楽しんだり、受けるクエストによっては森の中へ探索に出たりもします。
そうして祭り当日を迎えたなら、基本的には自由に遊ばせてあげてください。
この時にまた戦闘処理が発生する可能性が高いので、
GMは【祭り】の項目をよく読み込んでおいてください。
祭りを楽しみ終えた後、3日目の朝に探索者は村を後にし、シナリオは終了です。
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探索者は今、陣営近くの森を散策しています。
空は明るくとても天気がよい。そして空気も澄んでいる。
最高のピクニック日和です。
しかし進んでいくと空気が変わってきます。
湿気を含んだ重たい空気。樹木はいっそう密度を増し、進むほど薄暗くなっていく。
そこに道は無く、膝まである草に覆われた場所に出てしまった。
振り返っても、先ほどの道はありません。
どうやら、ここはいつもと違う森、どうやら違う場所。
もと来た道を引き返してみる⇒元の森には辿り着けません。
まるで迷路に迷ったかのように、同じ景色が続きます。
まっすぐ進む⇒何の変化も無い道をずっと進みます。
進んでも進んでも、変化はありません。
右手へ進む⇒【獣道】へ
左手へ進む⇒【泉】へ
◎skill情報--------
「注視」⇒森や周囲
どこにも道はありません。鬱蒼とした森が貴方たちを包んでいます。
来た道も既に道が無く、帰ることは困難だとわかるでしょう。
「聞き耳」⇒右手の方角から動物の唸り声が聞こえてきます。
左手の方角から、かすかですが水場の気配を感じることが出来ます。
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獣の唸り声を頼りに進んでいくと、そこには動物が草を掻き分けた形跡のある。
今までの景色を思い返せば、それは一筋の道のようにも見えた。
そのまま道獣を進む⇒猛獣と遭遇。猛獣の描写は自由に設定してよい。戦闘へ。
戦闘は逃走で回避することもできる。
道を突き進み続けるのなら、あと2回同じ猛獣と戦闘が起こる。逃走を行ってもよい。
(HP/5*PC数、攻撃/5*PC数、魔適/5、耐久/8、魔耐/1、敏捷/8)
[備考]
攻撃回数:1D(PC数)
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◎装着スキル
「攻撃_素手」
「回避(30)」
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この戦闘で死亡するとクリア失敗となり、森の中で目覚めることになります。
探索者は何も覚えていません。
三回戦闘を終えて尚、道を進み続ける⇒【交譲木の里】
引き返す⇒また森をさ迷う。振り出しに戻る。
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澄んだ泉が視界に現れる。そこには木漏れ日が差し込み、水面がきらめいています。
泉の周りには草花がひっそりと咲いており、とても美しい風景です。
◎skill情報--------
「注視」⇒泉
泉はきらきらと純度が高く、飲めそうな水だとわかります。
泉の向こう側に人影が見えます。とても長い黒髪の、少女のようです。
「聞き耳」⇒小鳥のさえずりと葉のこすれる音。
それにのって、小さな少女の歌声が聞こえてきます。
「少女に声をかける」⇒少女はゆっくりと声のするほうを振り向きます。
手には香草や薬草をつめた籠。
小首をかしげ、微笑みながら「はじめまして、森に迷われた方ですか?」と聞きます。
名前を聞けば素直に応えます。
道を聞かれたら帰りを送ることもできますが、
里で明日祭りがあるので折角だから寄らないかと誘われる。
そのまま帰るとそこでEND
里に行くというと、動物の唸り声のする獣道を進もうとする。
探索者が不安がっても「大丈夫ですから」と言う。
実際獣は襲ってこず、里へと進むことができる。⇒【交譲木の里】
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森の開けた所に辿り着きます。
そこには太陽が差し込んだ暖かな場所で、ちらほらと民家が立っています。
民家や木々には花飾りが施されており、柔らかい香りのする香木がさげられています。
人は少ないものの、賑わいを見せてあちこちせわしなく動いています。
……ただ、その人たちは一般よりも肉付きがよく、
男女問わず立派な体格をした人ばかりです。暑苦しいオーラを感じます。
里の人間がにらみをきかせて
「お前たち、どうしてここの場所を知ってる」などと脅しかけてきます。
(※脅してるように見えて里の人間はこれがデフォルトです)
よそ者を差別的に見る目(に見える)をしており、
険悪な状態になるもおびえる状態になるもよし。
丁度いい所でネリネが現れて、「控えなさい」と一喝して探索者に進み出ます。
「里にくるまでの道は獣がはびこる道。よく無事でいらしてくれました。
これを持っていれば獣は近寄ってこれません」
といって、探索者へアイテム:香り袋を手渡します。
明日がお祭りであることを伝え、よかったらと誘います。
もちろん断って帰るのなら帰り道まで送ってくれますが、
その場合エンディングとなちます。
★アイテム「香り袋」
香木をメインに色んなハーブを調合した香り袋。優しくていい香りがする。
ただし森の猛獣たちはこの香りを恐れ、近寄ってくることは無い。
ちなみに他の土地の獣には効果が無い模様。
里の人間が「お帰りなさいネリネ様!」とわいわいよってきます。
その人たちは?と探索者を不思議そうな目で見るので、
森に迷った方で明日のお祭りにお招きしちゃいましたと言います。
里の人たちは歓迎し、ゆっくりしていくように言います。
※基本的にネリネの案内で来た人には香り袋を渡しませんが、
「何故大丈夫だったか」等相手のロールによっては手渡しても大丈夫です。
GMの裁量にお任せします。
★アイテム「香り袋」
香木をメインに色んなハーブを調合した香り袋。優しくていい香りがする。
ただし森の猛獣たちはこの香りを恐れ、近寄ってくることは無い。
ちなみに他の土地の獣には効果が無い模様。
◎skill情報--------
「注視」⇒里全体
普通の民家が数箇所にあります。
少し離れた所に他の家よりも少し大きい建物。
さらに遠くのほうには、炭鉱のような場所が見えます。
「聞き耳」⇒村全体
里の人の談笑や、子供の笑い声が聞こえます。
とても平和で暖かいのどかな雰囲気です。
目を閉じていれば筋肉なんて気にならない。
「注視」⇒民家
民家は祭りの準備でにぎやかです。
無邪気な子供の出入りが多く、遠慮なんてない。
どうやらどの家も自分の家のような感覚なのだろう。
「注視」⇒大きな家
他の民家に比べて立派な家。
この家には他の人間が出入りする姿は見られない。
「注視」⇒炭鉱
遠くに見えるが、何か大きな作業場らしい。
「聞き耳」⇒炭鉱
鋼を打つ音が響いてくる。どうやら鍛冶をやっているようだ。
その音から、わかるものにはとても腕のいい職人が行っていることがわかる。
見る所は少ないですがと、探索者の行きたいところへネリネが案内しようとします。
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「あんたたち旅のもんだね!
まあゆっくりしてきな、泊まりにきてもいいんだよ!
まっ、雑魚寝だけどさ!」等と言いながら気前よく焼き鳥串をくれます。
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ネリネから「私と村長の家です」と説明を受けます。
この時ネリネがまだ巫女だと開示していなかったら、
自分は村長のひ孫で巫女であることを開示していいです。
両親もいますが割愛で。
次期村長の弟は今旅にいってて帰ってきてません。(蛇足情報なのでなくてもいいです。
中は古い文献のある本棚や、香辛料のビンが沢山並んだキッチン。
薬草なんかを入れているツボも見受けられます。
二階は寝室になっており、探索者が寝泊りできるだけの広さがあります。
寝るときはここを使ってくださってもかまいませんといいます。
◎skill情報--------
「注視」⇒キッチン
綺麗に片付けられたキッチン。
整理整頓されており、使い手の几帳面さが現れている。
香辛料は色んな形のビンにつめられており、インテリアとしても申し分ない。
ラベル等はないが、きっと使い手はわかるのだろう。
「注視」⇒ツボ
いかにもツボ…といった怪しげなツボ。
ラベルが貼ってあり「鎮痛剤」「解熱剤」「吐き気止め」等、色々ある。
「注視」⇒本棚
薬草や香草に関する書物が多い。
調達してくる者がいるのだろう、古いものに混じって新しい書物も見受けられる。
中にとても古い紐閉じの本を見つけることができる。
表紙には「交譲木の里」と書かれている。
この里は地図には載せられていない、秘境の里。
迷い込んだよそ者は殺してしまえ。この里の存在を外には流すべからず。
獣たちはもはや里の者の強さをわかっているのだろう。
使われる香木の匂いを嗅ぐと、逃げていく。
始まりは小さな殺人鬼の集まり。独り者が身を寄せ合って生きてきた。
その中の長が、ある日少女を連れてきた。
不思議な少女で、その少女は人を恐れない。殺しにも動じない。
かといって力があるわけも無く。ただのか弱い少女だった。
しかし少女には不思議な力があった。武器を見定める力。
殺人鬼の手になじむ、特性を活かす、そんな武器を選ぶことに長けていた。
「神のお告げを聞いているようだ」少女は皆の宝とされ崇められ、大事にされた。
その少女が長との子を孕んだ時、悲劇は生まれた。
とある国に、我らの存在が知られてしまったのだ。
その国は少女と長を捕らえ、磔にし、皆の見せしめに殺したのだ。
死んだ少女の腹を裂き、子を取り出し、そしてこういった。
「我らの兵器となれ。樹海に身を潜め、誰にもわからぬようにそこで生きるのだ。
そうすれば、この子供は渡そう」
皆のものは怒りで震えた。しかし皆条件を飲んだのだ。
そう、それだけ少女は愛され、宝物とされ、その忘れ形見を尊く思ったのだ。
こうして里は生まれた。普段は狩猟民族として生き、国に呼ばれれば兵器となる。
忘れ形見の子は里の巫女として大切に崇め奉られた。
人知れず隠された里。交譲木の里。
そのあとは日誌のように里の日々が書き込まれている。
誰を殺したか、里の誰が死んだか、殺し方、死体の処理の仕方……
陰鬱としたことが書き込まれている。
しかし終わりのページを見ると気づくだろう。
「国は滅びた。もうこれで里は開放された。我々は自由に生きることがきでるのだ!」
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中には色んな武器が所狭しと置かれています。
剣や斧、槍や弓、短剣や鉤爪まで。
想像できる武器は大体そろってると思ってくれてかまいません。
中には防具等もちらほらあります。
気難しそうなおじさんが鉄を打ってます。
それを手伝うペラペラお喋りな弟子もいます。(武器の解説は主に弟子がやります)
もしここで武器が欲しいと言えば、
「甘言」か「説得」に成功したときに条件付で欲しい武器を譲る約束をします。
「ここの村の近くの洞窟があってな。
そこで鉱石を食べるトカゲがいるんだ。あいつの尻尾はいい材料になる。
それをとって来い」
洞窟の場所を尋ねればネリネから
「この街を出て紫の花の咲いているところをたどっていけば洞窟に辿り着けます。
あと、暗いのでランプを用意します」
という情報を得られます。
⇒【洞窟】へ
帰ってきた探索者を見て、鍛冶屋の師匠は弟子に倉庫の鍵を投げ渡します。
「おっ、いいんですか?じゃあ色々見せますよ!」と弟子が案内する。
無事材料を持ってきた探索者には、ここでひとつ武器を与えてもいい。
1)倉庫の中から選ばせる。いくつかの武器の中から自由に選べる。
(一品モノなのでその品を一度探索者が持っていくと売り切れてしまいますが、
稀少報酬ではありません⇒【倉庫】参照
武器の詳細を聞かれたら、性能や説明を見ながら弟子に適当にロールをさせてください。
具体的な数値を言わないのがポイントです。
例:水晶の短剣
「この短剣、刃もなくて一見飾りに見えるでしょ?
生き物に使っても全然切れないんだよねえ。
でもねこの金属を叩くと」パキンッと金属が軽く割れました。
2)倉庫に何も無い・気に入ったものが無い、というときは
その辺に転がった好きな形状の武器、もしくは防具を手に入れることができる。
1d4で固定値決定。武器・防具の効果も1d4で決定
・武器の場合
1、魔法属性を付与出来る(属性は製作時にひとつだけ決定)
2、武器_防御を自動取得
3、防御の際更に+3の固定値を得る
4、1d100<=10に成功すると追撃発生
・防具の場合
1、魔法属性を付与出来る。
選択した魔法属性にたいしてのみ1セッション3度まで無効化(属性は製作時にひとつだけ決定)
2、武器_防御を自動取得
3、防御の際更に+3の固定値を得る
4、30%の確率で回避+10を得る。効果は累積しない。
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固定値+1
この武器を用いた物理攻撃に対し
対象が武器_受け流し、武器_防御を用いたり、
素手を用いたもの以外の物理攻撃に対し
自身がこの武器を用いて武器_受け流し、武器_防御を行った場合、
1d100<=80のダイスロールが発生し、
失敗した場合対象が用いた武器は破壊される。
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透明度の非常に高い水晶で作られた短剣。
巫女の持つ水晶の剣と同じ水晶で作られており、
殺傷能力は見た目通り非常に低いが、他の鉱石や金属を破壊する特性を持つ。
セッション開始時に1d10だけ敏捷を下げ、
この靴を用いて攻撃したラウンドには回避や直感回避に-20%の補正が入る。
ただし、この靴の装備者が脚で攻撃すると宣言した場合、
固定値10が上乗せされる。
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強固で重量感のある靴。
身動きはとりづらくなるが、そのぶん破壊力が増す。
固定値+3
この武器を用いたとき、相手の生身に触れたら毒効果を与えることができる。
1d3の連撃の効果がある。
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羽飾りのついた弓。羽のように軽く、
矢を射るとき飛び立つ鳥の羽ばたきのような音がする。
固定値+4
急所狙いを宣言し、1d100<=15の確率で気絶させることができる。
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見た目は凶悪だが、持ってみると意外と手になじんでくる重さ。
固定値+5
対象が回避に失敗した場合、1d100<=50の確率で
対象の耐久値を1d3Rの間ダメージ分減少させる。
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大振りの斧。扱いには注意。
装備選択時、1d10分敏捷値を下げ、
回避、直感回避には常に-20%の補正が入る。
装備者は耐久値受けの際、10の物理耐久固定値を得る。
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強固で重量感のある守備特化型の鎧。
固定値±0
遭遇した敵が「雑魚敵」である場合にのみ有効。
1d100<=30もしくは[アイドル]の値でダイスロールする。
ダイスロールに成功した場合、敵は戦意喪失して逃走する。
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木製の警笛。非常に甲高い音がする。
1シナリオに1回、任意の魔法を打ち消す。
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蜥蜴のいた洞窟で採れた特別な石で作った魔除け。
魔法固定値+3
光属性の魔法を行使する際、1d3R分詠唱を短縮出来る。
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女性専用装備。祭りの主役の衣装のレプリカ。
防御_武器、防御_素手を選択した時、+3の防御固定値を得る。
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いわゆるはっぴ。好きな文字を刺繍してくれる。
すごくおめでたい色をしている。
ブルースカイかキュートピンクから選べる。
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探索者が全てを見て回るころには夕方になっている。
夕食でもどうかと、ネリネが誘うだろう。
ふざけて里の人たちが「うちでもいいぜ!」なんて声もかけるかもしれない。
※ネリネが調理する姿を見ると、とても盲目とは思えない手さばきで料理をする。
ただ違和感があるとしたら、調味料の入れ物は形が全て違い、
ラベルが何もはってないこと。
調味料のことを聞かれたら
本人は「私くらいしか料理しないので、もう慣れちゃいました」と微笑んでます。
そして探索者たちに色々雑談でもしてもらって、この日は就寝となります。
⇒【祭り朝】へ
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湿った空気につつまれて、とても陰気くさい雰囲気を感じます。
岩壁がひやりとしていて、ここだけ空気が冷たいです。
◎skill情報--------
「幻視」⇒洞窟
鉱石に魔力があるのか、かすかにその光がちらほら見える。
「注視」⇒洞窟
真っ暗で何も見えない。
灯りがついていると、
洞窟の奥のほうに巨大なぬめりとした何かが動いているのが見えます。
「聞き耳」⇒獣特有の荒い息、舌なめずりする音も聞こえます。
中に入ると巨大なトカゲと対面します。
(HP/20*PC数、攻撃/5*PC数、魔適/10、耐久/10、魔耐/8、敏捷/15)
[備考]
攻撃回数:1D(PC数)
固有スキル【魔の輝き】
全員に魔法適正でのダイスロールを強要する。
巨大蜥蜴の魔適以下の値が出たキャラクターは
毎R1d5の魔法属性ダメージを負う。
このダメージは魔耐性受けでのみ軽減可能である。
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◎装着スキル
「攻撃_素手」
「回避(40)」
「直感回避(120)」
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部位狙い(尻尾)を宣言された場合、耐久で受ける。
耐久を上回る攻撃を受けた場合、尻尾は取れる。
巨大蜥蜴の戦意は喪失しない。
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◎skill情報--------
「幻視」⇒蜥蜴
尻尾に淡い魔力があることがわかる。
魔力の付け根だろうか、そこから尻尾が切り落とせそうだとわかった。
「探索者が香り袋を持っている」⇒おとなしい、むしろおびえている。
簡単に尻尾の先を自分で切って逃げていきます。
「探索者が香り袋を持っていない」⇒戦闘にはいります。
殺すか、尻尾を切り取って逃げるかで戦闘を終わらせられます。
ここで死亡するとクリア失敗となり、森の中で目覚めることになります。
探索者は何も覚えていません。
鉱石をとりたいといわれた場合、1d100<=50でいい鉱石が採れるか判定をします。
取れた場合、アイテムとして持ち帰れます。
★アイテム「交譲木の鉱石」
透明度があり、淡い光をたたえた鉱石。魔力を秘めており、
少し蜜のような香りがする。素材として使えそうだ。
尻尾を手に入れた⇒【炭鉱】へ
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朝食を済ませると村は昨日よりも賑やかです。
女性陣は炊き出しに忙しく、子供は武器を持って無邪気に森へ向かっています。
男たちは朝から酒を飲み始めています。
炊き出しを手伝ってくれないかいと言ってきます。
断れば普通に悪い気はせず「本番は夜だけど楽しんでね」と明るく言われます。
炊き出しを手伝うと「おや、こんな薬あったかな」と薬が出てきます。
「確か魔法の薬だね、まあうちにはいらないからあげるわ」と貰えます。
★アイテム
「魔法の薬」
消耗品。
1d3ターンの間、魔適と魔耐が1d4あがる。
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話を聞くと「今日のお祭りのために獲物を狩りにいくんだ!」と無邪気に言います。
子供についていって狩りを楽しんでもいいです。
ついていってやれば、お礼に肉の燻製を貰えます。
★アイテム
「肉の燻製」
消耗品。
1d3ターンの間、攻撃力と耐久が1d4あがる。
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いっぱい飲まないかとふっかけてきます。
酒豪が多いです。夜まで男たちと酒を飲むのもいいでしょう。
ちなみにネリネがいた場合、
目を輝かせて「いっぱいいいですか!」と喜んで飲もうとします。
ネリネは酒に目が無いです。
村人は笑って万能薬をくれます。
服用することで自手番を消費することなく状態異常を全解除出来る優れものです。
もちろん、酔いにもばっちり効きます。
★アイテム
「万能薬」
消耗品。
自手番を消費することなく状態異常を全解除出来る。
酔いにも効く。使うとなくなる。
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特に何もする様子がなければ飛ばしてしまってかまいません。
⇒【祭り夜】へ
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雲ひとつない晴れ渡った満天の星空のもと、いよいよ祭りが始まります。
朝は牧歌的な雰囲気を漂わせていた和やかな村も、
今は揺らめく蝋燭の灯火と月明かりに照らされて何処か幻想的な雰囲気を感じさせます。
柔らかな月明かりが飾り付けられた花々を照らし、
ランタンの灯火の温もりが香木をいっそう香り立たせています。
楽器を鳴らしながら踊る人々、
少し人混みからはずれ夜空を眺めながら愛を囁き合う男女。
お祭り特有の酒気交じりの明るい空気で、
心地良いほろ酔いの気分も味わえるかもしれません。
……ふんどし姿で躍る筋骨隆々の男や、
良く見ると愛をささやきあっている男女の背丈が両者2m近いなどということは
些細な問題です。
ネリネは巫女装束をまとい、上座にたたずんでいます。
近づこうとすると里の人からとめられますが、
ネリネは気づくと微笑みながら手をふってくれます。
催しものとして、
子供たちが狩ってきた獲物を誇らしくかかげ、それを丁寧に解体していきます。
「おお、うまくなったな」
「おいおい獲物が小さくないか」
「うちの子が一番でかい獲物だな」
などと参観日の親のような心境で里の人たちはにぎわってます。
……慣れてないと、少しグロテスクに見えますね。
里の大人たちは完全に出来上がってます。探索者に酒を飲ませることを強く勧めます。
ちなみに里では13以上は大人とみなされてるので、
それ以上の歳のものには酒を強引に勧めます。
探索者が断っても、割と強引に迫りますが、説得か甘言で回避できます。
ロールの流れで回避してもいいです。
探索者が酒に強いか聞き、酒に強い人は1d100<=80で判定、
普通の人は50で判定、弱い人は30で判定してください。
はずしたら酒に酔ってしまいます。
※酔った人はPVPが発生したとき、回避に-20の補正をかけてもらいます。
そしてある程度酔わせたかな・・・というところで、
探索者に「余興として戦え」とコールし始めます。
勝ったららいいもの(報酬)をやると煽ってください。
酔っている人は、回避にマイナス補正をつけて戦闘をしてもらいます。
ここでHPが0になっても気絶扱いで死亡はしません。
勝った人に報酬を与えてください。
説得を使って戦闘を回避もできます。
里の人たちはブーイングをしてください。もちろん報酬はありません。
→魔術的勝利をした人へ
★アイテム「水晶の刺青」
1セッション3回使用可能。
宣言時、魔法詠唱を1D3R短縮する。
また、魔法的な存在が傍にある場合薄く光る。
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水晶から作り出した特殊な透明インクを用いた刺青。
普段は見えないが、魔力を感知すると薄く光って浮かび上がる。
→物理的勝利した人へ
★アイテム「勲功の刺青」
1セッション3回使用可能。
宣言時、攻撃に1d100<=80の命中判定が発生する。
その代わり対象のリアクション行動すべてに-20%の補正がかかり、
耐久受けを選択する場合もダイスロールが発生し、
失敗した場合はダメージ値がそのまま通る。
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蜥蜴の血から作り出した特殊なインクを用いた刺青。
普段は見えないが、強敵の気配を探知すると熱を持って赤く浮かび上がる。
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しゃなり、しゃなり、と鈴が鳴ると、その途端に祭りの喧騒がすうっとしずまります。
村の中央部、ひらけた広場、円状に人が退いた場所に、しずかに踏み出す影がひとつ。
その人影をまじまじと見れば、
華奢な体躯の少女――この村の巫女たる、ネリネだと分かります。
横笛の音でおごそかな音楽が奏でられ始めると、
少女は持っていた剣を鞘から抜きました。
それは水晶で出来た剣で、彼女がゆったりと空に翳せば
剣に星々が宿るようにきらめいています。
しゃん、もう一度鈴が鳴ると、
水晶の剣が空気を切る音があなたたちの耳にも届きました。
長く美しい黒髪を翻して、巫女は剣を振り、広場の中心で舞い踊る。
月明かりが照らす彼女の姿は、まさに巫女そのものでした。
ここで探索者は村人からそっと耳打ちをされます。
「最後に巫女の放った矢についた水晶を手に入れると幸運が約束されるんだ」
そうして巫女はうやうやしくかかげられた弓と矢を手に取ります。
空に弓矢を掲げたその姿は、幻想的な舞の後であることも相まって、
何処か神聖な雰囲気さえ感じるかもしれません。
……と思っていると、里の人間たちはザッと武器を手に取り始めました。
「これは、戦いだ」
先ほど教えてくれた人の目も血走ってます。これは、これはかなり、やばい。
まるで花嫁のブーケトスを我が物にしようとする未婚の女性ばりの迫力がありました。
……というところで、巫女は空高くに矢を放ちました。
水晶の弓矢を取ることが出来るか、1d100<=10で判定する。下回ったら報酬獲得。
下回った人が複数いる場合、数値が一番低い人が手に入れられます。
アイテム等による出目操作は禁止致します。
消耗品。
所持者のHPが0になった際、水晶が砕ける。
全ての状態異常がとけた状態でHPが全回復する。
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幸福を約束された水晶。
その水晶は愛の結晶とも呼ばれ、愛するものに贈る風習もあるという。
水晶を深く覗き込むと、貴方の愛しい人の姿が見えてくる。
※アイテム入手者は「恋心に関する記憶」を入手出来る。
アイテムは譲渡可能だが、記憶報酬は受け取った本人にしか反映されない。
また、入手した記憶は水晶が砕けても保持される。
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これで祭りは終了です。
祭りが終わるとネリネが話しかけます。村の成り立ちや伝承を教えてくれたりします。(別の所でそういう話題をしたなら省略してください)
今回は祭りで特別だから村に招いたこと。あまり村のことは口外して欲しくないこと。
翌日には送るので帰って欲しいことを告げます。
その後何かロールがなければ、場面を翌日に移します。⇒【帰り道】へ
伝承⇒「この里はもともと、殺人鬼の集落が作り出したものでした。
昔その集落に目をつけた国が、人知れず森の奥に隔離したのです。それが里の始まり。
ですがその国は滅びて、この里は自由になりました。
今でも武器を持つことが当たり前で、身を守るため、殺める訓練をする風習があります。
でも、本当に皆さん心は真っ直ぐで、よい子ばかりなのです。
こうやってお祭りをして、楽しんで。
少しでも里の人を好きになってくれたら、私は幸せです」
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朝から祭りのあとの片づけをする里の人たちが見えます。
探索者が帰ることを寂しがりますが、またおいでと言うものは誰もいません。
この時戦闘を全て逃走・回避した探索者に少女は寄り、言います。
「戦わない人も、そんな生き方をする人も、いるんだね。
これからもあなたたちは、そんな生き方をするのかな?」
そして少女から報酬を貰えます。
★アイテム「香草のしおり」
少し刺激のある香りを持った香草の押し花の栞。その香りは警戒心を強くする。
これを所持していると「隠れる」「忍び歩き」「逃走」を自動取得できる。
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ネリネの案内で、探索者たちは森まで案内されます。
「ここを進めば森から出られます」。進むといつもの森に変わり、帰れる。
振り返っても、あの鬱蒼とした樹海ではない。何の生き物の気配もない静寂な森。
探索者はこの時点で里のことは覚えていない。
でも香木の残り香が探索者たちを優しく包んでいます。
シナリオクリアです。
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▽クリア報酬
ステータスポイント5pt
スキルポイント50pt
自身の「祭典」に関する記憶の一部分。
(祭典に纏わるエピソードや情報を1つだけ思い出す
情報が無い場合は、何も思い出す事が出来ない)
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